acd015: 世界の科学技術アカデミー 15 フランス科学アカデミー(パリ)

1667年にフランス科学アカデミーを訪れたルイ14世。こちらから転載させて頂きました。

フランス科学アカデミー紀要(1733年)の第3部。こちらから転載させて頂きました

フランス科学アカデミーが承認した発明機械(1737年)。こちらから転載させて頂きました。

このシリーズでは世界の様々な科学技術アカデミーを紹介しています。

第十五回目はフランス科学アカデミー(Académie des Sciences)です。
1666年にルイ14世の後援の下、財務大臣のジャン=バティスト・コルベール(Jean-Baptiste Colbert)によってパリに設立されたそうです。

ヨーロッパの科学界で中心的な役割を果たし、啓蒙時代を通じて科学的知識の標準化と普及に貢献したようです。
また、 数学、物理学、化学、生物学、天文学など幅広い分野をカバーし、総合的な科学技術の発展を牽引していたとのこと。主要な実績は以下の通り。

1)科学者の集結
  ピエール=シモン・ラプラス(Pierre-Simon Laplace、, 1749-1827)、アントワーヌ・ラヴォアジエ(Antoine-Laurent de Lavoisier、1743-1794)、クリスティアーン・ホイヘンス(Christiaan Huygens 、1629-1695(オランダ人))など、フランスを代表する科学者が参加したそうです。
 各人について補足します。シモン・ラプラスは数学のラプラス変換や確率論で有名であり、「メートルの定義」を提唱した人物です。ラヴォアジエは「酸素」を命名し、質量保存の法則を発見した人物です。ホイヘンスは光の波動性を唱えるとともに、世界初の機械式時計の試作や土星の環の発見で著名な人物です。
 そのほか、ジョゼフ・フーリエ(Jean Baptiste Joseph Fourier、1768-1830)、シメオン・ドニ・ポアソン(Siméon Denis Poisson、1781-1840)、ジャン・ル・ロン・ダランベール(Jean Le Rond d’Alembert、1717-1783)なども所属していました。

2)科学革命への貢献
 17世紀から18世紀にかけての科学革命において、ニュートン力学の普及や化学の体系化に寄与したとのこと。

3)探検と観測
 地球の形状を測定するためのラプラタ遠征(1735年)や、天文観測の標準化など、国際的な科学プロジェクトが主導されたそうです。

4)出版
 「フランス科学アカデミー紀要(Mémoires de l’Académie des Sciences)」を通じて、科学論文が広く公開され、知識の共有の促進に貢献したとのこと。

5)技術革新
  産業革命の初期において、機械工学や化学技術の進展を支援したそうです。

このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。このシリーズの初回はこちらです。

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