
1930年代のフォーラー・ベイ・カレッジ。こちらから転載させて頂きました。

アチモタ・カレッジ。こちらから転載させて頂きました。

1858年に描かれたトンブクトゥ。こちらから転載させて頂きました。
このシリーズでは世界の様々な科学技術アカデミーを紹介しています。
第十九回目はアフリカです。
植民地支配下にあったアフリカの多くの地域では科学技術に関する体系的な研究機関の設立が遅れてしまい、ヨーロッパの植民地政府や宣教師による教育機関が主な学術活動の場だったようです。
なお、エジプトのアル=アズハル大学とムセイオンは既にご案内していますので範疇から除いています。
戦前のアフリカ、特に西アフリカで科学技術に関連する教育や研究に貢献した代表的な機関を以下に紹介させて頂きます。
1)フォア・ベイ・カレッジ(Fourah Bay College)
西アフリカのシエラレオネの首都フリータウンに1827年に設立されたそうです。エジプトを除くアフリカ大陸で最も古い西洋式高等教育機関の一つで、英国国教会の宣教団(Church Missionary Society)によって設立されたとのこと。初期の中心は神学教育でしたが19世紀後半には数学、自然科学、工学の基礎教育も提供されたそうです。西アフリカ地域のエリート層を育成し、科学や技術の基礎知識を広める役割を果たしたそうです。1876年にはロンドン大学との提携により学位授与が可能な機関となり、医学や農業科学の教育も行ったそうです。
2)アチモタ・カレッジ(Achimota College)
こちらも西アフリカの ガーナ(当時はゴールドコースト)に1924年に植民地政府と地元指導者の協力により設立されたそうです。西アフリカで最も進んだ教育機関の一つだったとのこと。理科、数学、農業科学を中心としたカリキュラムを提供し科学技術教育に力を入れていたようです。アフリカ人の科学技術者や教育者を育成する場として機能し、農業技術や土木工学の基礎教育を通じて地域の発展に寄与したそうです。
3)トンブクトゥ(Tumbutu)
科学技術アカデミーという形式的な機関ではなかったようですが、西アフリカのマリ帝国やソンガイ帝国(15~16世紀)に遡るトンブクトゥの学術伝統では、天文学、数学、医学などの知識が発達していたそうです。
このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。このシリーズの初回はこちらです。
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