ste09: 科学技術教育について 09 種々教育手法その一

筆者が中学一年の技術家庭科の授業で作製した卓上本立て。イニシャルの「M」が一応デザインされています。

小中高生向けの科学技術教育論で高く評価されているものをGROKさんに紹介してもらいました。

科学的思考や技術的スキルを楽しく効果的に育むアプローチとして、国内外で実践されているそうです。

紹介されたのは全部で五つの学習方法ですが、今回はそのうちの二つを紹介します。

1)探究ベースの学習(Inquiry-Based Learning)
》生徒が自ら問いを立て、観察や実験を通じて答えを探す学習法だそうで、科学技術教育の基礎として小中高生に最適とのこと。科学的プロセス(質問→仮説→実験→分析→結論)を重視し、教師は答を提供せず、問いを深めるサポート役に徹するそうです。
》小学生への適用例を挙げると、「なぜ葉っぱの色が変わるのか?」という問いから、植物の観察や簡単な実験を行うというものだそうです。
》好奇心を刺激し、科学的方法を自然に身につけるとともに、失敗から学ぶ経験も重視するとのこと。日本の新学習指導要領(2020年~)で推奨される「探究の時間」に取り入れられているそうです。

2)プロジェクトベースの学習(Project-Based Learning:PBL)
》現実の問題をテーマにしたプロジェクトを通じて、科学技術を学ぶアプローチだそうで、チームワークや創造性を養う手法のようです。具体的な成果物(例: モデル、アプリ、装置)を作り上げるのが特徴で、計画立案からプレゼンテーションまで、プロセス全体を体験するそうです。
》小学生への適用例を挙げると、「エコな家」をテーマに、段ボールで太陽光や風力を活用した模型を作るというものだそうです。
》実世界とのつながりを感じ、主体性や協働スキルを育むメリットがあり、STEM(科学・技術・工学・数学)の統合教育に最適なのだそうです。米国の「Next Generation Science Standards (NGSS)」や日本の「総合的な学習の時間」で採用されているとのこと。

以上を記している中で、自分の中学一年生の時の技術家庭科の授業を思い出しました。私の中学には木工用の機械が揃っていてボール盤やプレーナーが使えました。危険を伴う装置なので、もちろん、教員の指導の下での使用です。また、鉋や鋸、金槌、錐、鑿など木工道具の購入が求められました。その時の鉋、金槌、錐は今でも重宝しています。

「各自」がデザインした「自分だけの」本棚を作製するのが課題でした。最後はニス塗装で仕上げです。私はこの授業が好きで、卓上本立てを一生懸命作った記憶があります。その本棚は50年経った今も使っています。

今思うと、上記のPBLの一部を切り取ったような学習でしたが、「一学期」を掛けて「個人」で「独自(で本格的)なもの」を作り、周囲と比較するという特色がありました。あれやこれやではなく、「木都」と言われる島田市だからこその一点集中式の試作だったように思われます。科学技術教育に「個人」と「深み」が加えられているように考えられ、当時の技術家庭科の先生の工夫が偲ばれます。

このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。また、このシリーズの第一回目はこちらです。

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