wf011: WEリーグ新シーズンに向けて(2)

Sorry. This is an article in Japanese.

昨季リーグMVPの山本柚月(ゆずき)選手は海外移籍か…と言われていましたが、昨日に契約更改のニュース。こちらから転載させて頂きました。

女子サッカーのプロリーグのWEリーグが8月6日(土)に開幕します。秋春制の2025-2026シーズンです。

各チームには注目すべき編成の動きがあり、新シーズンに向けて始動しています。このタイミングで、それぞれのチームについて筆者視点のコメントを記しておきたいと考えました。前回は下位六チーム、今回は昨シーズン上位六チームです。

【埼玉】
 昨シーズン6位で、得失点共に30点でした。失点を減らせば上位進出できるのではという結果です。ですが、今シーズンのリーグ全体の移籍で最大の驚きの一つが生じました。エースで主将でなでしこにも選ばれた吉田莉胡(りこ)選手の神戸への移籍です。若手に好選手が揃うチームですが、吉田選手の穴を埋める飛躍が求められます。Jリーグでも実績を残してきた樋口靖洋監督は2年目ですが、その手腕を問われる一年となりそうです。

【広島】
 昨シーズン5位で、失点は極めて少ないけれど得点がもう一息という結果でした。守備力を生かしてWEリーグカップを制しましたが、リーグ戦では勝ち点の積み上げができませんでした。なでしこに選ばれたGK木稲(このみ)瑠那選手やDF市瀬(いちのせ)千里選手、DF嶋田華選手、FW上野真実選手、FW中嶋淑乃選手などタレントはそろっているので、2年目の吉田恵監督の攻撃戦術の整備が注目されます。
⇒赤井 秀一氏が新監督に就任されました。

【新潟】
 昨シーズン4位で、トップスリーにあと一歩という戦績でした。さらなる上位への道は失点の抑圧ですが、こちらも移籍が影響を与えそうです。なでしこ常連のGK平尾知佳選手のスペイン移籍が決まりました。また、出場が20試合以上の中堅選手数人が移籍や引退をしました。それでも、攻撃陣には核となる選手が残り、中堅若手の有望株も目白押しです。フェノメノのMF川澄奈穂美選手やMF上尾野辺めぐみ選手が引っ張るチーム力は低くありません。戦術家の橋川和晃監督が守備陣を如何様に立て直すか、こちらも手腕が問われる一年となりそうです。

【浦和】
 昨シーズンは3位で、最後まで優勝争いを演じました。最少失点の守備と比較すると得点が足りなかったようです。FW清家貴子(きこ)選手のイギリス移籍の穴は大きく、主力のMF猶本光選手や重鎮のMF安藤梢のケガによる欠場も響いたようです。また、突然の監督交代も最後の息切れに通じたように思われます。そして今シーズン、WEリーグ全体の移籍で最大の驚きの二つのうちの一つ、主力のMF塩越柚歩選手の移籍が報道されました。移籍先はライバルのベレーザです。なでしこクラスの選手が目白押しで今シーズンも強豪であることは間違いありませんが、中盤と前線のさらなるレベルアップが優勝への道ではないかと考えられます。その意味では若手有望株のFW榊原琴乃選手の獲得は朗報ですが、他の若手選手の飛躍も求められると思われます。
⇒こちらにも急変が生じたようです(6/27)。

【神戸】
 昨シーズンは2位で、失点数は浦和に次ぐリーグ2位タイの少なさでしたが、得失点差で優勝を逃しました。優れた選手を移籍により獲得するのが基本のチームですが、埼玉のエースの吉田莉胡(りこ)選手の獲得は驚きを伴いました。昨年はスペイン人男性監督の最初のシーズンでスペイン人選手3人が要所に起用されましたが、路線の大転換で新監督として宮本ともみ氏(昨年までなでしこコーチ)を迎えました。宮本氏は澤穂希氏と同年代で、代表選手の頃は「パスミスをしないボランチ」で国際試合の修羅場をくぐりぬけてきた方です(筆者はファンでした)。WEリーグでの監督は初めてなので如何様な指導を見せるか楽しみではあります。能力の高いDF土光真代(まよ)選手のベレーザ移籍も驚きでした。DF大熊環選手の獲得でその穴を埋められるか。こちらも有望株の若手選手が目白押しなので、その飛躍も楽しみです。

【ベレーザ】
 昨シーズンは得失点差の優勝でした。伝統の攻撃力は抜群でしたが、相手のカウンターで失点して勝ち点を落とす場面が散見されました。監督が浦和で実績を残した楠瀬直木氏に代わり、戦術の変更が注目されます。能力の高いMF塩越柚歩選手やDF土光真代(まよ)選手選手の加入は間違いなくプラスに働くと思われます。宝石のような若手が次から次に育つチームなので、MF眞城美晴選手をはじめとする10代選手の活躍も見逃せません。ただし、海外移籍を睨んでいる主力が契約更改を済ませていないので、その影響も現れる可能性があります(リーグMVPの山本柚月(ゆずき)選手は契約更改を済ませたようです)。

サッカーの本場のイングランドでは女子リーグが盛り上がっています。その中で女性監督の活躍が目立ちます。昨季のリーグ(WSL)を無敗優勝したチェルシー、欧州チャンピオンズリーグを制したアーセナル、いずれも女性監督のチームです。女性監督の下で女子選手が生き生きとプレイしているように見ているのは私だけでしょうか?今季のWEリーグの女性監督、特に神戸の宮本ともみ監督を注目せざるを得ません。

昨シーズン下位チームについてのコメントはこちらです。

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