
米国の高校物理学教科書。「STEM」の文字が入っています。表紙のデザインにシンプルさと威厳がありますね。「本質を理解せよ」というメッセージを感ずるのは私だけでしょうか?こちらから転載させて頂きました。
GROKさんに紹介してもらった小中高生向けの科学技術教育論で高く評価されているものの第二弾です。
紹介されたのは全部で五つの学習方法ですが、前回はそのうちの二つを紹介しました。今回は続く二つを紹介します。
3)メーカー教育(Maker Education)
_「作る」ことを通じて科学技術を学ぶアプローチだそうで、DIYやテクノロジー(3Dプリンター、マイコンボード)が活用されるとのこと。試行錯誤を重視し、失敗を学びの機会とするのが特徴で、創造性や問題解決力を引き出す教育手法とされています。
_小学生への適用例としては、スクラッチ(Scratch:米国MIT※が無償でで公開しているビジュアルプログラミング言語だそうです)で簡単なゲームを作り、プログラミングの基礎を学ぶというものがあるそうです。
※)イスラエルのネタニアフ首相の出身校と聞いて私の中で評価が下がりつつあります。あの方も関係していたようですし、、。
_ハンズオンで楽しく、技術への興味が深まり、ものづくりの喜びを実感できる特色があり、日本の学校で「プログラミング教育」の一環として導入されているそうです。また、FabLab(デジタル工作機械を備えた実験工房で、個人が自由にものづくりを体験できる場所だそうです)やメイカースペース(3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機械や、その他の工具を使って「ものづくり」を体験できる場所)も普及中とのこと。
4)STEM教育アプローチ
_科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)を統合的に学ぶ枠組みだそうで、小中高生向けにカスタマイズが可能とのこと。教科横断的な課題に取り組んだり、現実の問題(例: 環境、医療)がテーマに設定されたりする特色があるようです。
_小学生への適用例としては、「水をきれいにする方法」をテーマに、ろ過実験や簡単な水質検査を行うことが挙げられるそうです。
_学問のつながりを理解し、21世紀型スキルを養うのに有効で、キャリア設計意識も高まるそうです。日本では「STEAM教育」(アートを加えたもの)として、文部科学省が推進しているとのこと。
日本の教育の共通点ではないかと考えられるのが、「推奨やカリキュラムに様々なものを少しずつ詰め込むことが優先される結果、受け取る方には膨大なものがやってくる」です。私が大学入試問題に関与したころに出題対象の高校生の物理の教科書を見て愕然としました。自分が高校生の頃と比較して倍以上の厚さになっていて内容も「本質の理解よりも記憶力」が試される教科になっているように見えました。上記二例も枠組みは素晴らしいものの、取捨選択の自由が如何様に組み込まれているかも要件として重要ではないかと考えました。
このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。また、このシリーズの第一回目はこちらです。
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