lnr023: リニアモーターカーの分析 23 リニア新幹線の想定利用例(3)

JR東海品川ビルA棟。こちらから転載させて頂きました。

名古屋駅隣接のJRセントラルタワーズ。こちらから転載させて頂きました。

本シリーズではリニアモーターカーの分析研究を進めています。

前々回からはリニア新幹線の想定利用例のシミュレートの試みを始めました。比較対象として現行の東海道新幹線のぞみを利用する場合も併記しています。

前々回前回も、リニア新幹線の有難さを大きく感ずる例とはなりませんでしたので、今回はやや特異な例をシミュレートしてみます。

JR東海の社内出張を想定してみます。品川の本社(東京)から名古屋の本社に社員が出張するという例です。一社員になったつもりで考えてみました。

品川駅と名古屋駅の特殊な社員用出入り口を使うのは、世間の手前、ルール違反と考えますので、一般利用者と同じ改札の利用を前提とします。

JR東海の本社(東京)はJR東海品川ビルA棟にあるようです。7階建ての建物ですが、出発点を7階のオフィスと想定します。

名古屋にあるJR東海本社はJRセントラルタワーズのオフィス棟51階にあるようです。ここが目的地となります。

それぞれのオフィスと新幹線ホームとの間の移動時間はChatGPTに推定してもらいました。出発点と列車ホームとの間の移動は徒歩を仮定していますので、よほどのことが無い限りは遅れが生じないと考えられます。従って、発車時刻5分前のホーム到着を想定しました。

より具体的に、15時から本社での会議に出席することを目的として目標到着時刻を14時50分とします。また、切符の取得や指定席の予約は事前に済ませているとします。

ケース1:現行の東海道新幹線のぞみを利用する場合
Googleのルート検索によると品川駅13時7分発ののぞみ239号に乗車すると名古屋駅に14時39分に到着します。よって、品川のオフィスを出発する時刻は12時55分となり、移動時間は1時間55分となります。悪くありませんね。

ケース2:名古屋駅でリニア新幹線(ノンストップ便)に乗り換えると仮定した場合(セキュリティチェックが無い場合)
品川駅14時発の直通列車に乗ると14時40分には名古屋駅に到着します。品川オフィス出立の時刻は地下40mまで到達するために少し早めの13時40分とします。
結果、移動時間は1時間10分となります。時間圧縮率はマイナス39%です。すごいですね。

ケース3:ケース2と同じですがセキュリティチェックがあるとした場合
社員だからセキュリティチェックを免除、、、としないと仮定します。であれば、ケース2よりも30分早めにオフィスを出立する必要が生じ、13時10分となります。他はケース2と同じです。
結果、移動時間は1時間40分となります。時間圧縮率はマイナス13%となります。

今回の想定例では、おそらく、リニア新幹線の強みが最も大きく発揮されるのではないでしょうか?品川駅直近のオフィスから名古屋駅直近のオフィスへの移動です。現行ののぞみがとても便利で、それとの比較が厳しいのは理解できますが、セキュリティチェックが無い場合でも時間短縮は45分です。セキュリティチェックが求められる場合には、メリットがほとんど消失するようです。

早めに出立して昼食を駅弁とするような場合、時間圧縮率はさらに劣化するでしょう。

このシリーズはこちらに続きます。また、このシリーズの初回はこちらです。

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