
中国時代劇「風起隴西(ふうきろうせい)-SPY of Three Kingdoms-」の一場面。こちらから転載させて頂きました。
NHK‐BSの標題ドラマに刮目しています。
すでにBS11において放送済みのようですが、「日本語吹き替え版は初めて」ということでNHKが放映しているようです。
経緯はともかく、その内容がこれまで見たことの無い推理ドラマとなっていて、理解が追い付かない状況となり、慌てています。
これまでの推理ドラマでは登場人物の立ち位置がほぼ決まっていて、ドラマの最初から最後まで動かないという設定でした、私の知っている限りでは。最初はそれが謎に包まれているのですが、番組進行とともに明らかになってゆきます。それを視聴者が推理して当たりはずれを楽しむという組立がほとんどでした。
想像していた立ち位置が反転したり裏切りが生まれたり、、は登場人物のごく一部でした。
ところが、風起隴西では登場人物の立ち位置が毎回のように目まぐるしく動きます。主要登場人物の3人は不動の立ち位置ですが、それ以外の人々が何を考えているのか、何を目的としているのか2重構造ないし3重構造となって現れます。2重スパイは当たり前という世界です。
現時点のNHK‐BS第8話まででは蜀と魏が国家として登場していますが、BS11の副題には「SPY of Three Kingdoms」とありますので、いずれ、呉が登場するのでしょう(笑)。
普段はテレビを見ない生活を送っていて、映画館に出かけることも減ってしまいました。巷では風起隴西のような多重推理ドラマがすでに一般化しているのかもしれませんが、私としてはとても新鮮に感じています。
他方、三国時代の社会の再現についても興味深く見ています。時代考証の正確性について言及する力を私は持ちませんが、発明されてしばらく経った「紙」が貴重品として扱われ、高級な建物の一部に使われているのに対して、王朝関係の書類が竹簡だったりするのはその丁寧さが伺われるように感じました。
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