
クアラルンプールのマスジッド・ネガラ(Masjid Negara)の中央ホール。ここは絨毯敷きでした。こちらから転載させて頂きました。

こちらがその廊下。こちらから転載させて頂きました。

キナバル山。ニューギニア島を除く東南アジアの最高峰。こちらから転載させて頂きました。
マレーシアの首都クアラルンプールを旅行で訪れた際、同国の国立モスクを見学しました。
そこでとんでもなく驚いたことがありました。
以下にご案内してみます。
マレーシアのボルネオ島にあるキナバル山(4095m)に登った後、首都のクアラルンプールに移動しました。当時のクアラルンプールは消費税廃止の直後で、中心街はとんでもなく賑わっていました。
その雑踏を避けて国立モスクに立ち寄り内部を見学していた時のことです。
このモスクは収容人数15000人でマレーシア国内最大なのだそうですが、中央の巨大なホールは閑散としていて、十数人の子供たちが一人の先生の下でイスラム教の勉強をしていました。
ホールの中に足を踏み入れたら「静かにしてくれ」と丁寧に怒られました。
その中央ホールは15000人を収容できるほどは大きくなかったので、ホールの外のきれいな廊下もイスラム教徒のお祈りの場ではないかと想像しました。
驚いたのはその廊下の大理石でできた床でした。
日本でも石板を並べた床はそこかしこに見られます。
が、ほとんどの場合、石板と石板の間の隙間(目地)の部分はモルタルで埋められることが多いようです。
そして、石板の表面とモルタルの表面の高さは微妙に異なります。かなりの高精度施工でも1㎜程度は凹凸が残るのが普通です。
ところが、マレーシア国立モスクの床は異なりました。
大理石のパネルの間の目地の部分には色の違う大理石と思われる細長い石が隙間なくはめ込まれていました。
何よりも驚いたことに、その目地の石とパネルの大理石との間には隙間はもちろん段差が全くありませんでした。
いわば、床全体に大きな一枚の大理石が貼られているような仕上がり具合でした。
目地の石の色合いがパネルと異なるので、パネルの並びが目視できたのですが、指で触ってみるといわゆる「面一(つらいち)」でした。
施工後に表面研磨を掛けたのかもしれないと思ったのですが、、、。
たまたま施工途中の場所があって、その周辺でも優れた平坦性が保たれていました。よって、その考えを捨てました。
最初から面精度を出す組み立てをしているのだろうと考えなおしました。
どのような技術を用いるとこのような仕上がりが可能なのか想像ができませんが、目的はなんとなくわかります。
イスラム教徒がお祈りをする際に継ぎ目の段差で足やひじに痛みが生じないための配慮です。
イスラム教徒の皆様には大変に申し訳ありませんでしたが、こんなに細やかな配慮の行き届きを求める宗教とはそれまで知りませんでした。
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