
救急医療センター。30年前とあまり変わっていない印象です。こちらから転載させて頂きました。

こちらも30年前と似ています。こちらから転載させて頂きました。
約三十年前に米国ニュージャージー州に1年間滞在させて頂いた際に見聞きしたこと、それに触れるシリーズの7回目です。
ニュージャージー州に滞在している際、ストレスが溜まり過ぎたためか、生まれて初めての眩暈を経験しました。
研究以外の要因で生じたものでしたが、日本の友人の医師が「車酔いの薬が効く」と国際電話でアドバイスをくれ、一旦は収まりました。さすがです。感謝しています。
が、念のために、救急医療センターに行くことにしました。
夜の出来事でしたので、他に選択肢がありませんでした。自分で自動車を運転して救急医療センターに駆け込みました(運転中に再発したらどうするつもりだったのでしょうか?)。
親切に受け付けてもらい、まずは、看護師さん(女性)の基本的チェックが始まりました。体温、血圧、などなど。眩暈から回復したとはいえ、困憊していた私にはその看護師さんが女神のように見えました。
が、ちょっと待てと。その看護師さんの顔つきや衣装が気になり始めました。とても長いつけまつげ、とてもとても長いつけネイル、大きなピアス(鼻にも)、幾重にも首に巻かれたネックレス、、、。日本の看護師さんにはありえないファッション、ロックバンドのステージから駆けつけたかのようでした。「これがアメリカ基準なのか、、」と圧倒されました、、、。ですが、検査の技術は間違いなかったようです。
しばらくして、東洋系の若い男性医師が診察し、点滴を施してくれました。
とても丁寧だったので感激しましたが、緊急病棟担当だったとすると新米さんかもとも考えました。
その割には落ち着いた雰囲気と「患者を安心させよう」とする心遣いが感ぜられたと記憶しています。(カリフォルニア州パサデナに出張していた際にホテルから救急病棟に運ばれた際の男性医師(白人)にも同様の雰囲気を感じました。米国の医療教育の共通項なのでしょうか?)
米国の医療費が高額なのは聞いていましたが、私の場合は旅行保険でカバーされたので、それも一安心でした。
上記の体験とは別に開業医に二回ほど通いました。
最初の開業医は完全予約制で、15分間ほどの面談と検査が行われました。
面談の部屋は高級応接室という感じで、医師もスーツにネクタイという姿でした。問診に特化された環境だったで、聴診器も血圧計も見当たりませんでした。検査は別室で専門員が担当していました。
残念ながら「誤診」という結果でした。見掛けによらないということかと。
二回目の開業医は、研究所のホストの紹介で訪れたインド系の医院でした。上記の誤診に懲りてホストに頼ったのです。
医師もインド系、患者もインド系の病院という訳です。
私のホスト研究者は米国の大学院を卒業して最先端の研究をリードしていた有名研究者でした。私が帰国した後には米国の防衛関係研究資金のオフィサーも歴任した人でしたが、出身はインドのムンバイでした。
職業と生活が違う文化圏となっているのは興味深いと感じましたが、アメリカではこれが普通なのかもしれないとも思いました。
先の「通勤」の文章で紹介した「マンハッタン島にフェリーで通勤している富裕層」の奥様(日本人)がちょうど妊娠されていて、その病院通いの様子を教えて頂きました。
ネットで人気の産婦人科医を探し出して片道1時間の自動車通院とのことでした。
米国でワシントンDCに次いで人口密度の高いニュージャージー州においてすらこの状況です。「1時間かけても評判の医師の下に馳せ参じる」ということは、医師の間の競争も相当に激烈だろうと想像しました。
近くの医師が信用できないということの裏返しかもしれないと考えたのは秘密です。
このシリーズはこれで終了です。最後までご高覧頂き、ありがとうございました。また、このシリーズの最初はこちらです。
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