(抜粋)ドイツの大統領選出過程において大統領候補者がどのように選ばれるのかを調べてみました。

昨今、法律を無視して我が道を押し進もうとする輩が日本でも様々な階層で増えている状況を嘆き、このシリーズを始めました。
前回はヒットラーという無法者をトップに仕立ててしまったドイツが、制度改革を施した大統領公選制(権限を抑圧された大統領が間接選挙によって連邦大会議において選出される)を採用して今日に至っていることを俯瞰しました。
ですが、大統領候補者がどのように選ばれるのか、連邦大会議を構成する半数の州代表者(=投票者)が如何様に選ばれるのか、不明でした。
これらの選出方法によっては、東京都知事選挙のように多数の泡沫候補が大統領候補として登場したり、正体不明の組織に属しながら人気だけはあるという人物が連邦大会議の多数派から支持されたり、ということがあり得るのではないかと考えました。
また、アメリカ大統領選挙との比較も気になりました。
そこで、それらの点を深掘りしてみようと考えました。
今回は、まず、大統領候補の選出方法を調べてみました。
例によってChatGPTに質問する形で調査を進めました。
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1)大統領候補者になる条件
基本法で候補者に規定されているのは次の条件だそうです。
・ドイツ国籍を有すること
・40歳以上であること
・連邦議会議員となる資格を有すること(選挙権・被選挙権を持つこと※)
※)一定期間をドイツ国内に共住していて、裁判所の判決により被選挙権を剝奪されていないという条件のようです。
「誰でも立候補できる」に近いですね。ですが、多くの場合に政党に推薦された人物(のみ)が立候補するようです。その理由は以下に。
2) 政党が大統領候補を推薦するときの要件など
政党が最も重視するのは、「連邦大会議で過半数を得られる人物か」という点だそうです。
したがって、首相候補のように「党内で最も人気のある政治家」が選ばれるとは限らないとのこと。
具体的には、次のような点が考慮されるそうです。
(ア)超党派の支持を得られるか
ドイツ大統領は、法律上は政治的に中立な立場であるため、「他党からも受け入れられる、社会的な信頼が高い」人物が好まれるそうです。
例えば、現職のフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー氏は、もともとはドイツ社会民主党所属だったそうですが、大統領就任後は党派色を抑え、他党からも支持を受けているとのこと。
(イ)人格・経歴
大統領は外交や儀礼の場面でドイツを代表するため、次の要素が重視されるそうです。
・高い人格
・豊富な行政経験
・国際的評価
⇒⇒大きな権限を持っている国のトップであっても上記のような素養を備えた人がよいですな、国民にとっても。
(ウ)国民統合の象徴になれるか
例えば、
・東西ドイツ統一
・移民との共生※
・欧州統合
などについて、社会をまとめる発信ができる人物かどうかも重要だそうです。
※)そもそも、ゲルマン民族も当方からの移民ですからな、、。
(エ)政党間交渉
非常にドイツらしいところらしいのですが、例えば、SPD(ドイツ社会民主党)とCDU(ドイツキリスト教民主同盟)/CSU(キリスト教社会同盟)が「今回はあなた方の候補に賛成するので、次回はこちらの候補を。」というような協議が行われることもあるそうです。
3)連邦大会議で投票するときの要件など
連邦大会議の構成員は、まず、所属政党の方針を重視するそうです。
ただし、連邦大会議では無記名投票が採用されているため、党がA候補に投票するよう決めても、実際にはB候補へ投票することも技術的には可能とのこと。
そのため投票時に考慮されるのは
・候補者の人格
・国家への貢献
・国民統合の象徴になれるか
・政党間の合意
・地域代表として適切か
などだそうです。
実際に一番大きいのは政党間の事前合意なのだそうです。
連邦大会議当日に「さあ、誰がいいだろう。」と考えて投票する人はほとんどいないそうで、多くは事前に候補者が決まり、各党が支持を表明し、その結果として投票が行われるとのこと。
《《《《《《《《ここまで《《《《《《《《
以上の説明だけでは「泡沫候補の数多の立候補」を抑圧する仕組みが不明です。
連邦大会議構成員の半数を占める連邦議会議員とは別の勢力「州代表者」が如何様に選出されるか、これが謎を解く鍵ではないかと考えました。
次に続きます。
このシリーズの第一番目のポストはこちらです。同じく前回ポストはこちら、次回ポストはこちらです。




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