acd010: 世界の科学技術アカデミー 10 UCバークレー校(アラメダ郡)

カリフォルニア大学バークレー校の中心部。こちらから転載させて頂きました。

女子サッカーの世界的名選手のアレックス・モーガンはUCバークレー出身。こちらから転載させて頂きました。

このシリーズでは世界の様々な科学技術アカデミーを紹介しています。

今回は第十回目でカリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)です。

ここ数回は米国の科学技術アカデミーを連続して紹介してゆきます。
米国科学技術アカデミーのランキングをGROKさんに求めた結果(※)をカウントダウンします。
※)筆者の専門分野の感覚から見ると「ちょっと違うかも」と感ずるのですが、科学技術の総合的な判断とのことですので、それに従ってみます。
米国は国自体が新しいので、対象となる科学技術アカデミーも現在存続中のものばかりとなります。
また、第二次世界大戦以降に生まれた科学技術については、その評価は時期尚早として触れません。

UCとはカリフォルニア大学(University of California)の頭文字です。
カリフォルニア大学にはカリフォルニア州全土に散らばる10キャンパスがありますが、バークレー校は1868年創立の最古と位置付けられています。GROKさんのランキングトップ5の中では唯一の州立大学です。余計な話ですが年間授業料は14,934ドル(カリフォルニア州民価格)だそうです。

2024年時点でノーベル賞受賞者が116人、チューリング賞受賞者が11人と圧倒的です。

戦前の業績としては以下のものが挙げられるようです。

1) サイクロトロンの開発(アーネスト・O・ローレンス(Ernest Orlando Lawrence))
 1930年代に粒子加速器「サイクロトロン」を開発した科学者です。高エネルギー粒子の生成を可能とする装置で、原子核物理学や素粒子研究の基礎を築く画期的なものと位置付けられています。放射性同位元素の生成や核反応の研究に貢献し、医療(放射線治療)や科学技術の発展に大きな影響を与えたとされます。

2)化学分野での放射性同位元素の研究
 バークレー校の研究者たちは、サイクロトロンにより新しい放射性同位元素の発見を積み重ねたそうです。ウランやプルトニウムなどの元素はこの時に発見されたようです。

3)天文学と物理学の進展
 1910年代から1930年代にかけて、キャンパス内のリック天文台(Lick Observatory)で行われた研究が星のスペクトル分析や銀河の構造解明に寄与したとのこと。現代天文学の基礎となるとともに宇宙の理解を深める基盤となったそうです。

4)化学と生物学の融合研究
 バークレー校の化学部門は、戦前から生物学的プロセスにおける化学的メカニズムの解明に力を入れていたようです。ウィリアム・フランシス・ジオーク(William Francis Giauque)らの研究は、酵素や代謝経路の化学的理解を進める基礎となり、現代の生化学や分子生物学の基盤を築く一助となったそうです。

5)工学と応用科学
 バークレー校の工学部は、土木工学や電気工学の分野でインフラ設計や電力システムの改良に貢献したそうです。特に、地震多発地帯であるカリフォルニアでの耐震構造の研究は、戦前から注目されていたとのことです。これらの技術は、カリフォルニア州のインフラ整備や安全基準の確立に役立ったそうです。

残念ながら、バークレー校の研究は原子爆弾および水素爆弾の開発に大きく寄与したようなので、日本人としては評価の前に悲しい思いが先立ちます。

私個人としては女子サッカーの世界的名選手のアレックス・モーガン( Alexandra Patricia Morgan)が輩出されたのがせめての慰みと考えたいところですが、、、、。。

このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。このシリーズの初回はこちらです。

コメント / Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です