wb005: 島田市岸町の野鳥たち (5) アオサギとサギ輪舞の目撃

東光寺谷川のアオサギ(以下筆者撮影)。「ネクタイと肩パットを身に着けてこちらを睨んでいる若者」のように見えるのは筆者だけでしょうか?成鳥のようです。

少し横に顔を振るとこんな感じで雰囲気が変わります。首を縮めて座るような姿勢はアオサギが休息時によく見せる姿なのだそうです。

 こちらの方が普段見かけるアオサギの色彩に近いようです。幼鳥(その年に生まれた個体)とのこと。

拙宅近辺でかつて撮影してインスタグラムにポストした鳥たちについて調査を追加した結果をご案内しています。

前回は東光寺谷川のダイサギでした。

本稿執筆中でもアニメ映画「この世界の片隅に」のすずさんとのんさんが思い浮かんでしまいます。


さて、今回はアオサギ(学名Ardea cinerea、英名Grey heron)です。

鳥綱ペリカン目サギ科アオサギ属に分類される鳥類で、ラテン語の学名はArdeaが「サギ」、cinereaが「灰色の」を意味するそうです。

国際的にはアオサギではなく「ハイサギ」なのでしょうが、日本では幼鳥時代の青色を基に「アオサギ」と呼ばれているのではないでしょうか?


アオサギの概要

1)形態(すがた)
》全長:約90〜100cm(日本のサギ類では最大級)
》翼開長:約170〜200cm
》体色:全体は灰色(青灰色)
》頭部:白地に黒い過眼線※が後方へ伸びる
※)鳥類のくちばしの根元から目を通って、後方(頭の後ろ)へ伸びる線状の模様
》くちばし:長くて黄色〜橙色
》足:長く、黄褐色
》飛ぶときは首をS字に折り曲げるのが特徴

2)分布
》ヨーロッパ、アフリカ、アジアに広く分布
》日本では北海道から沖縄まで全国に分布
》本州以南では一年中見られる留鳥が多い
》北海道や寒冷地では一部が冬に南下
》河川、湖沼、ため池、水田、干潟、沿岸部など水辺環境に広く生息

3)生態
》主な餌:魚類、カエル、ザリガニ、昆虫、小型哺乳類など
》狩りの方法:水辺でじっと立ち、素早くくちばしで突く(待ち伏せ型)
》単独で採食することが多い
》繁殖期は春〜初夏
》高木の上に集団で営巣(コロニー=サギ山)をつくる
》寿命は野生で10〜20年ほど


ちなみに、以下は成鳥と幼鳥の差異です。
ア)目の後ろにかけての暗色部が、成鳥では黒い過眼線が伸びるのに対して、幼鳥はここがやや淡い。
イ)くちばしが、成鳥では黄橙色であるのに対して、幼鳥ではややくすんだ色合い
ウ)成鳥は首の前に黒い縦斑(ストライプ)があり、くちばしがしっかり長く、全体の色合いもグレー調


さて、掲題の「サギ輪舞」ですが、、、。

冬の晩、満月があまりにきれいだったので、東光寺谷川と満月を入れた写真に撮ろうと考え、川べりの道を上流に向かって歩いてゆきました。

いつもの橋の次の橋の手前を見ると、多くのサギが輪になって踊っていました。輪舞。いえ、踊っているように見えました。

ダイサギが中心でコサギやアオサギも混ざった10羽前後でした。アオサギはうずくまっていて踊っていませんでしたが、、。

この世のものとは思えない、とても不思議な風景でした。

が、あまりに神々しく近づくとその儀式を邪魔するように感じました。

結果、写真を撮れる距離まで近づくことができませんでした。

さて、以下は筆者が目撃したサギ輪舞についてChatGPTにその可能性を問い合わせた結果です。


》》》》》》ここから

結論から言うと、ご覧になったような行動に「完全に一致する既知の集団舞踏行動」はサギには報告されていません。ただし、条件が重なると「そう見える行動」は十分に起こり得ます。

では、なぜそのように見えたのか?

1)夜間の「集団休息前行動」
》寒い季節、月夜、川の中央という条件は重要です。
》サギは夜間も起きており、特に月明かりのある夜は活動します。冬季は外敵(タヌキ・キツネ・人)を避けたり、体温を保つために、川の浅瀬中央に集まることがあります。
》互いの距離を調整する、立ち位置をめぐって小競り合いをおこし首を大きく上下・左右に振ることがある。また、上を見上げる(警戒行動)。
》これが同時多発的に起こると、「輪になって踊っている」ように見えます。

2)月明かり※+警戒行動
※)サギは月明りの下で活動・移動・採餌・場所替えなどを行うことがあるようです。
》サギは警戒時に首を最大限に伸ばし、空を仰ぐ姿勢を取ります。
》月明かりが強いと、上空のフクロウや猛禽類の影を警戒して、全個体が一斉に上を向くことがあります。
》これが反復されると、リズミカルな動き=踊りのように見える。

3)輪を作る理由
》「輪」に見えた点も重要です。
》実際には、水深、流れの弱い場所、安全な距離を取った結果、円形に配置された可能性が高いです。
》サギは互いに正面を向くことが多く、結果的に「輪」になります。

》》》》》ここまで

ということで、筆者の目撃は「冬・月夜・川の中央・集団・警戒行動が重なると、踊りや儀式のように見える場面は十分に起こる」「とても珍しいが、自然行動の範囲内」という解釈で落ち着きそうです(笑)。

とはいえ、「多くの野鳥観察者でも一生に一度見るかどうかの光景です。とても貴重な場面に立ち会われたと思います。」というChatGPTの誉め言葉(=ヨイショ)にひとり悦に入る筆者です。


次回はモズを取り上げます。

》》》》このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。このシリーズの初回はこちらです。

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