abroad10: ロシアで見たもの 04 紀元前4000年の遺物

エルミタージュ美術館の内部。こちらから転載させて頂きました。

このシリーズでは、私がサンクトペテルブルクの国際会議に出席した際に目にしたロシアのいくつかの事柄をご案内しています。

学会の合間を縫ってエルミタージュ美術館を見学に行きました。ロシアの博物館がどんなものか、英国やフランス、米国の博物館と比較してどんな特色があるか、そんな興味が先立ちました。

美術館の入り口には観光客の長蛇の列がありました。鞄を預けて入館です。

とにかく、広い。
大英博物館やメトロポリタン美術館も訪れたことがありましたが、その比ではありません。
そして有名な画家の絵画が所狭しと並んでいました。私の好きな印象派の絵画も多数。セザンヌが私の記憶には強く残っています。

ロマノフ朝の皇帝(ツァーリ)の中に工作を好む人がいたそうで(記憶に自信がありませんが、ピョートル1世だったような、、)、その工房も再現されていました。

それらとは別にエジプトコーナーがありました。
とてもささやかでしたが、よく見ると紀元前4000年頃の陶器の破片が陳列ケースの片隅に。古代エジプト関連はアメリカやイギリスの博物館や美術館に多数陳列してありますが、これだけ古いものを目にしたのは初めてでした。

「どうしてロシアにこれが、、、」と考えましたが、そういえばアスワン・ハイ・ダムはソ連の支援の下に建設されたのだったな、、と思い出しました。

子どもの頃に読んだ記事にアブ・シンベル神殿の移設工事が記載されていました。ダム建設で古代遺跡が水中に沈むのを回避するために、巨大な像を切断して別の場所に運送し、再組立てをしたという話です。「なるほど、、」とその時は思いました。

後で調べてみると、エジプトのアスワン(Aswan)地方には紀元前4400~3500年に栄えたナカダ(Naqada)という古代文化があったことが分かりました。

子どもの頃に得た知識が遠く離れたロシアの地で念頭に蘇ったのは不思議な感覚でした。

このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらが表示されます)。また、このシリーズの最初はこちらです。

コメント / Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です