acd016: 世界の科学技術アカデミー 16 プロイセン科学アカデミー(ベルリン)

1945年まで、プロイセン科学アカデミーの本拠地はウンター・デン・リンデン州立図書館の建物の南東翼にあった。こちらから転載させて頂きました。

アレクサンダー・フンボルトの肖像画(1806)。こちらから転載させて頂きました。

このシリーズでは世界の様々な科学技術アカデミーを紹介しています。

第十六回目はプロイセン科学アカデミー(Preußische Akademie der Wissenschaften)です。
1700年にゴットフリート・ライプニッツ(Gottfried Wilhelm Leibniz、1646-1716)の主導により、ブランデンブルク選帝侯フリードリヒ3世(Frederick III)の下で設立されたそうです。

数学、物理学、自然科学、工学などの分野でヨーロッパを代表する学術機関として機能したとのこと。18世紀から19世紀にかけてドイツの科学技術の発展を牽引し、国際的な学術界に多大な影響を与えたようです。

第二次世界大戦以前のドイツは科学技術の中心地としてヨーロッパで主導的地位を占めていたようで、プロイセン科学アカデミーはその象徴だったそうです。

以下に主要な実績を挙げます。

1)18世紀:
 ライプニッツの指導の下、数学や哲学の基礎が築かれたそうです。微積分学の発展や科学的方法論の確立に寄与したとのこと。レオンハルト・オイラー(Leonhard Euler、1707-1783、前出のようにロシア科学アカデミーにも在籍期間がある)の在籍(1741–1766)により、数学(解析学、グラフ理論)や物理学(流体力学、力学)の分野で画期的な成果が達成されたそうです。

2)19世紀:
 近代地理学の祖と言われるアレクサンダー・フォン・フンボルト(Friedrich Heinrich Alexander, Freiherr von Humboldt, 1769-1859)により自然科学(地理学、気象学、生物学)の研究が推進されたそうです。南米探査の科学的成果は本アカデミーを通じて発表されたとのこと。
 工学や応用科学の分野でも測量技術や光学機器の開発に間接的に寄与したそうです。

プロイセン科学アカデミーはドイツ啓蒙主義の中心として科学的知識の体系化と国際的な学術交流を推進したとのこと。
19世紀のドイツ統一とともに科学技術の基盤を強化し、後の工業化や技術革新の礎が築かれたそうです。特に、数学や物理学の理論研究における貢献は、ヨーロッパ全体で高く評価されているようです。

そのほか、数学のフェルディナント・ゲオルク・フロベニウス(Ferdinand Georg Frobenius、1849‐1917) 、電子線と光電効果を発見したフィリップ・レーナルト(Philipp Lenard、1862‐1947)、空中窒素固定のフリッツ・ハーバー(Fritz Jakob Haber、1868‐1934)、量子力学のマックス・プランク(Max Karl Ernst Ludwig Planck 、1858-1947)や相対論のアルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein、1879-1955)も正会員でした。

このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。このシリーズの初回はこちらです。

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