acd021: 世界の科学技術アカデミー 21 ロイヤル・ソサイエティ(ロンドン)

ロイヤル・ソサイエティの紋章。こちらから転載させて頂きました。

1873年から1967年まで本拠地がったバーリントン・ハウス。こちらから転載させて頂きました。

ロバート・フックが顕微鏡観察で描いたノミの絵(1660年代)。こちらから転載させて頂きました。

1665年のフィロソフィカル・トランザクションズ。こちらから転載させて頂きました。

このシリーズでは世界の様々な科学技術アカデミーを紹介しています。

第二十一回目はロンドンにあるロイヤル・ソサイエティ(Royal Society)です。「王立協会」と和訳されますが、民間団体です。

フランスの影響を受けていた学者たちが1660年にロンドンのグレシャム・カレッジ(Gresham College)に設立したのが端緒とのこと。1602年の第二回会合に対してチャールズ2世(Charles II)が承認し、以降は英国王がパトロンとなったそうです。イギリスで最も古く、権威ある科学アカデミーと位置付けられるようです。

自然科学の知識を促進し、科学的探究を奨励することを目的に発足したロイヤル・ソサイエティですが、以下の巨人がメンバーでした。

1)アイザック・ニュートン(Sir Isaac Newton、1643-1727): 重力の法則や運動の法則を確立。ロイヤル・ソサエティの会長(1703-1727)を務め、学会の科学的地位を高めたそうです。若き日のニュートンについては既にご紹介済みです。

2)ロバート・フック(Robert Hooke、1635-1703): 細胞の命名やフックの法則(弾性力学)を提唱。学会の初期の重要なメンバー。

3)マイケル・ファラデー(Michael Faraday、1791-1867): 電磁気学の基礎を築き、電気分解や電磁誘導を発見。王立協会を通じて研究を発表。

4)チャールズ・ダーウィン(Charles Robert Darwin、1809-1882): 進化論の提唱者。1859年に『種の起源』を出版し、王立協会で議論を巻き起こした。

5)ジェームズ・クラーク・マクスウェル(James Clerk Maxwell、1831-1879): 電磁気学の統一理論を構築。マクスウェル方程式はロイヤル・ソサイエティの学術誌で発表。

1665年※から発行されている『フィロソフィカル・トランザクションズ(Philosophical Transactions)』は世界初の科学ジャーナルであり、科学的知識の普及に貢献したそうです。また、科学的検証やピアレビュー(同じ分野の専門家たちが互いの成果を評価する制度)の文化を確立し、近代科学の発展に大きく寄与したとのこと。
※)日本では水戸光圀が水戸藩藩主となったころ。

このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。このシリーズの初回はこちらです。

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