acd022: 世界の科学技術アカデミー 22 オックスブリッジ(英国)

1605年のオックスフォード。城壁の内外に多数のカレッジが存在。こちらから転載させて頂きました。

1284年に創設されたケンブリッジ大学のピーターハウスカレッジ。こちらから転載させて頂きました。

ロジャー・ベーコンの光学研究(1267)。こちらから転載させて頂きました。

ニュートンのプリンキピアの初版(1687)。こちらから転載させて頂きました。

このシリーズでは世界の様々な科学技術アカデミーを紹介しています。

第二十二回目はイギリスのオックスフォード大学(University of Oxford)とケンブリッジ大学(University of Cambridge)です。併せてオックスブリッジ(Oxbridge)と呼ばれています。

英国の科学技術アカデミーという観点からはロイヤル・ソサイエティと重なりますが、人材輩出や研究現場という意味で両大学を取り上げました。

両大学ともロイヤル・ソサエティ(1660年設立)の創設メンバーや初期の活動に深く関与した人々を輩出して、英国の科学技術の発展を主導したとのこと。オックスフォード大学は実験と実践的な科学、ケンブリッジは理論と数学的アプローチで特に際立っていたそうです。

1)オックスフォード大学
 12世紀※に設立され、科学的探究と技術的進歩に多大な貢献をしてきたそうです。
※)日本では平清盛が太政大臣に任命されたころのようです。
 理論だけでなく経験知や実験観察を重視し近代科学の先駆者と言われるロジャー・ベーコン(Roger Bacon、1219-1292)は光学、数学、天文学の研究を行ったとのこと。化学の父と称されるロバート・ボイル(Sir Robert Boyle, 1627-1691)はボイルの法則(気体の圧力と体積の関係)を発見し、ロイヤル・ソサエティの設立にも関与したとのこと。ロイヤル・ソサイエティの稿でも触れたロバート・フック(Robert Hooke、1635-1703)など、17世紀のオックスフォード大学は自然哲学(現代の科学の前身)の中心地であり、実験室や観測施設が整備され、天文学や物理学の研究が進展したそうです。

2)ケンブリッジ大学
 13世紀初頭に設立され、数学と物理学の分野で傑出した業績が達成されているとのこと。
 トリニティカレッジで学んだアイザック・ニュートン (Sir Isaac Newton、1642-1727)は重力の法則や運動の三法則を構築し、1687年の『自然哲学の数学的原理(Philosophiæ Naturalis Principia Mathematica)』(1687年)は科学史の金字塔とされているとのこと。光学や微積分学の基礎の確立にも尽力しているそうです。
 同大学の「数学トリポス(Mathematical Tripos)」は厳格な数学教育として有名で、17世紀以降、ニュートンやその後継者たちが数学と理論科学を進化させたとのこと。
 解剖学と生理学に革命をもたらし科学的医学の基礎を築いたウィリアム・ハーヴェイ(William Harvey、1578-1657)は1628年に血液循環の理論を発表したそうです。水素を発見したヘンリー・キャヴェンディッシュ(Henry Cavendish、1731‐1810)は密かにクーロンの法則やオームの法則も見出していたとのこと。

このシリーズこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。このシリーズの初回はこちらです。

コメント / Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です