
馬頭観世音。
このシリーズでは大日山瞰川寺の境内にある石碑と御地蔵様をひとつひとつご案内しています。
今回は馬頭観世音です。前々回のいぼ地蔵の北側に並んでおられます。
破損が激しいようですが、馬の冠は残っています。
一般的に馬頭観世音像のお顔は忿怒(ふんぬ)で厳しいのが通例のようですが、このお地蔵様のお顔は判別できないほど欠落しています。
以下は馬頭観世音の一般論です。
馬頭観世音は頭上に馬の顔を戴き、忿怒の相で表される観音菩薩の一種とのこと。衆生の煩悩や災いを焼き尽くして衆生を解放するとされています。また、畜生道を救済する役割を持ち、馬の守り神や交通安全の仏様としても信仰され、馬の供養や墓標として造立された石仏が各地に残っているそうです。
煩悩や迷いの心を力強く打ち砕くために、優しい表情ではなく忿怒の相をとっておられるそうです。馬が草を食べるように、煩悩を食い尽くすとも言われています。
他方、畜生道(動物たちの世界)を司る観音菩薩であり、動物の供養や守護仏として親しまれているという一面もあるようです。動物たちを守護し、ペットの供養にもつながると考えられています。
昔は馬が大切な乗り物であったことから、交通安全や旅の無事を祈るご利益があるとされ、馬が素早く目的の場所へ連れて行ってくれるイメージから、心願成就や必勝祈願のご利益もあるとされるそうです。
煩悩に悩む方や災いを避けたい方、あるいはペットを大事にされている方は大日山瞰川寺を訪れてみてはいかがでしょうか?
馬頭観世音に礼拝し、鐘楼で鐘を突くと何か良いことがあるかもしれません。
このシリーズはこちらに続きます(最新記事がアップされたらそちらが表示されます)。また、本シリーズの初回はこちらです。
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