dbme026: 大日山瞰川寺の石碑と御地蔵様(26)明和燈籠 その2

東側の明和燈籠の前面(南側)。

再調査の際に撮影しました。境内のカエデがきれいに紅葉していました。

このシリーズでは大日山瞰川寺の境内にある石碑と御地蔵様をひとつひとつご案内しています。

今回は明和燈籠の2回目です。再調査の結果をお知らせします。

前回、燈籠正面の文字を「御寶〇」と読み、〇を梵字ではないかと推察しました。が、どうやら、最後の文字の損壊が激しいため読み間違えたようです。

「御寶『前』」でした。

「御寶前」は寺院の燈籠の正面刻字に一般的な形式なのだそうです。神社では「御神前」ですが、寺院では「御寶前」とのこと。

「寶」の文字も現在と若干異なりますが、建立された明和五年のころは写真にある文字が使われていたそうです。

なお、「御寶前」の文字は激しく右上がりの斜体となっています。これは、書風ないし職人の美意識・構図取りによるもので、特別な宗教的意味や暗号的意味はないそうです。ただし、右上がりが吉祥とされる感覚はあるため、その美意識が重なった可能性はあるようです。

大日山瞰川寺の本堂建立の際に寄贈された明和燈籠ですが、激しく右上がりの文字は本堂建立をおめでたいとする気持ちの表れではないかと考えられます。

このシリーズはこちらに続きます(最新記事がアップされたらそちらが表示されます)。また、本シリーズの初回はこちらです。

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