lnr022: リニアモーターカーの分析 22 リニア新幹線の想定利用例(2)

さいたま市大宮公園にあるNACK5スタジアム大宮。こちらから転載させて頂きました。

新神戸駅。こちらから転載させて頂きました。

本シリーズではリニアモーターカーの分析研究を進めています。

前回からはリニア新幹線の想定利用例のシミュレートの試みを始めました。比較対象として現行の東海道新幹線のぞみを利用する場合も併記しています。前回は都内から愛知県への出張を例としました。

今回は、女子サッカーの.WEリーグの応援団の移動を想定してみます。

本年(2025年)11/30日曜日にリーグカップのクラシエカップの試合が予定されています。埼玉県のNACK5スタジアム大宮では大宮対神戸の試合が行われます。キックオフは14:00です。

神戸の応援団が新神戸駅から大宮駅を目指す移動を想定し、もしもリニア新幹線が開業していたとしたら時間的節約が如何程かを計算してみます。応援団の通常としてキックオフよりも十分に前の時刻に到着することを考え、当日正午前後のスタジアム到着を目指すために大宮駅到着を11:30頃とします。

ケース1:現行の山陽・東海道新幹線のぞみを利用する場合
Googleのルート検索によると新神戸駅午前8時1分発ののぞみ78号が便利なようです。東京駅10時45分着で、東京駅から高崎線に乗車すると11時34分に大宮駅に到着します。新神戸駅から大宮駅までの移動時間は3時間33分です。のぞみは十二分に便利ですね。

ケース2:名古屋駅でリニア新幹線(ノンストップ便)に乗り換えると仮定した場合(セキュリティチェックが無い場合)
新神戸駅午前8時16分発ののぞみ2号に乗ると名古屋駅に9時19分に到着します。乗り換え時間16分として9時35分発品川直通リニア新幹線(があるとしてそれに)乗車します。品川駅には10時15分に到着します。品川駅から大宮駅に向かうには便利な直通列車宇都宮線があります。乗り換え時間は25分となりますが、便利なので宇都宮線を選択します。大宮駅着は11時22分となります。
結果、移動時間は3時間6分に短縮されました。時間圧縮率はマイナス13%です。

ケース3:ケース2と同じですがセキュリティチェックがあるとした場合
ケース2と同じのぞみ2号に新神戸駅で乗車することにします。名古屋駅でセキュリティチェック30分間が加わるため、リニア新幹線品川駅着が10時45分となります。乗り換え時間17分とするように頑張ると品川発11時4分の直通高崎線に乗れます。大宮駅着は11時54分となります。
スタジアム到着を正午とすることは難しくなってしまいました。移動時間は3時間38分です。時間圧縮率はプラス2%です。かえって増えてしまいました。

今回の想定例でも、リニア新幹線の前後にのぞみ号や直通列車のような便利な列車を利用する場合、セキュリティチェックがあるとリニア新幹線利用のメリットが消えてしまうようどころか、時間増となるようです。セキュリティチェックが無いとしても時間圧縮率が13%で、これを如何様に評価すべきか、またまた、判断の分かれるところではないでしょうか?

このシリーズはこちらに続きます。また、このシリーズの初回はこちらです。

コメント / Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です