pst03: 連載「害虫の研究」03_アゲハチョウ

(抜粋)拙畑の柑橘類やニンジンに被害を与えるアゲハチョウの幼虫(イモムシ)について調べてみました。

ナミアゲハ。幼虫は柑橘類の葉を専ら食するそうです。こちらから転載させて頂きました。
キアゲハ。幼虫はセリ科植物を専ら食すそうです。こちらから転載させて頂きました。

 拙畑の家庭菜園では無農薬を通しています。

 除草剤も使いません。

 理由はこちら。要は「畑のどこかで常に収穫している」ためです。

 「すぐに食する野菜や果実」のある畑のどこかで薬剤を使用する腕は筆者にはありません。


 さて、その中で柑橘類とニンジンに現れる害虫がアゲハチョウの幼虫です。

 ちょっと油断していると丸坊主にされてしまいます。

 そこで、アゲハチョウの幼虫について調べてみました。

 例によってChatGPTに質問する形でその本性を探りました。

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0)アゲハチョウ※の幼虫(イモムシ)の概要
※)「アゲハ=揚羽」で、羽を揚げて飛ぶ姿という説が有力だそうです。
 「アゲハチョウの幼虫」と一口に言っても、日本ではいくつかの種類があるそうです。以下のように。
ナミアゲハ(柑橘類を食べる)
キアゲハ(セリ科植物を食べる)
クロアゲハ(柑橘類を食べる)
モンキアゲハ(柑橘類を食べる)
カラスアゲハ(柑橘類を食べる)

 柑橘類(ミカンなど)とセリ科(ニンジンなど)の加害者は、それぞれ異なるアゲハ類の幼虫なのだそうです。
⇒⇒筆者はこれを知りませんでした。食べ物がイモムシの色と模様を決めるのだとばかり考えていた次第。ほぼ毎日見ている対象であっても知らないことが有るということですね。

 ここでは柑橘類害虫のナミアゲハとニンジン害虫のキアゲハを取り上げることにします※。
※)上掲の写真はそれぞれの成虫ですが、翅のパタンだけでの判別は筆者には難しいようです。幼虫は明らかに違い、目視判別可能です。

1)ナミアゲハ
・学名:Papilio xuthus
※)Palilioはラテン語で「蝶」という意味、xuthusはギリシャ語で「黄色の」という意味だそうです。
・英名:Asian SwallowtailないしChinese Yellow Swallowtail※
※)Swallowtailは「燕のしっぽ」という意味ですが、アゲハチョウの後翅の突起が燕のそれに似ているためのようです。
・分布:日本全国(北海道南部~沖縄)、中国、朝鮮半島、台湾など東アジアに広く分布。
・成虫の特徴:
 翅を広げると約7~9cm、黄色地に黒い帯模様
(日本で最も普通に見られるアゲハチョウ)
・幼虫の特徴:
 若齢幼虫:鳥の糞にそっくりな白黒模様
 終齢幼虫:明るい緑色、白い斜帯、頭の後ろに臭角
※)危険を感じると黄色や橙色のY字形の臭角を出し、柑橘系にも似た独特のにおいを放つそうです。

2)キアゲハ
・学名:Papilio machaon
※)machaonは古代ギリシャの医神マカオンに由来するという説が有力だそうです。
・英名:Old World Swallowtail
・分布:ヨーロッパから日本まで非常に広く分布。日本全国で普通に見られるそうです。
・幼虫の特徴:
 ナミアゲハとは異なり、緑色、黒帯、橙色の斑点という非常に美しい(?)体色になるそうです※。こちらも臭角を持つそうです。
※)確かに、拙畑のニンジンの葉をむさぼるイモムシはこの特徴です。

3)生態
 年に
・本州:約3~5回
・暖地では5~6回
発生します。

 生活環は、卵⇒幼虫(約20~30日)⇒蛹(約10日)⇒成虫。秋の蛹はそのまま越冬。

4)食草
(ア)ナミアゲハ
 次のミカン科。
・ミカン
・ユズ
・レモン
・カラタチ
・サンショウ
など。

(イ)キアゲハ
 次のセリ科。
・ニンジン
・パセリ
・セロリ
・フェンネル
・ミツバ
など。

5)被害
(ア)ミカン
 新芽や若葉を食べ、幼木では数匹いるだけで丸坊主になることも。
 成木では、通常、大きな問題にならないようです※。
※)拙畑でも放置状態です。

(イ)ニンジン
 葉を食べ、家庭菜園ではかなり目立つとのこと。
 畑全体が全滅するほどの害虫になることは比較的少ない※とのこと。
※)拙畑ではニンジン一株に二匹いたりして、油断すると葉が無くなります。

6)防除方法
(ア)見つけ次第捕殺(最も効果的)
 家庭菜園ならこれが一番。
 卵は葉裏に1個ずつ産みつけられるようです。

(イ)防虫ネット
 もっとも確実で、成虫の産卵を防ぐとのこと。

(ウ)若齢幼虫の除去
 鳥の糞のような小さな幼虫の時期に取ると簡単※だそうです。
※)たしかに、、。

(エ)剪定
 ミカンでは新芽が密生すると産卵されやすくなるので、適度な剪定は有効だそうです。

(オ)天敵
・スズメ
・シジュウカラ
・クモ
・カマキリ
・寄生蜂
など。寄生蜂以外は幼虫を捕食※。
※)スズメ、クモ、カマキリは拙畑に沢山いますが、、。

7)益虫の側面
 幼虫は害虫ながら、成虫は
・アザミ
・コスモス
・ヒャクニチソウ
・ツツジ
など多くの花を訪れ、花粉媒介者(ポリネーター)としての役割も果たすそうです。

8)成虫の飛翔能力
・飛ぶ速さ
 通常飛行では時速5~10km程度、驚いて飛び立つときには時速15~20km程度。

・飛行距離
 日常的に数百メートルから数kmを飛び回り、一生の間には10km以上移動する個体も確認されているそうです※。
 特に雄は縄張りや雌を探すため、広範囲を飛び回るとのこと。
※)ミカンの木から別のミカンの木へ、畑から別の畑へ、、、は当たり前ということですね。

《《《《《《《《ここまで《《《《《《《《

 以前にも記しましたが、ニンジン畝にシュンギクを混植したところ、アゲハ幼虫の被害が見られませんでした。

 効果があったと考えています。

 現在、柑橘類に有効なキク科植物の混植を模索中です。今年はマリゴールドを植えてみましたが、どうなるでしょうか?

 ニンジン畝にもマリゴールドを混載しました。

 に続きます。


※※ ご参考 ※※
 以下にナミアゲハとキアゲハの幼虫の写真をご案内します。イモムシの苦手な方はご覧にならない方がよいかもしれません。

 筆者は、たいてい、ピンセットを用いて対処しています。



























ナミアゲハの幼虫 ― 上:臭角を突出させた状態 ― 下:通常の状態。こちらから転載させて頂きました。
野生ニンジンの葉の上にキアゲハの幼虫。こちらから転載させて頂きました。

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