
エジソンは(もちろん「偉い人」ですが、、)電球開発に数千種類のフィラメントを試したそうです。こちらから転載させて頂きました。
このシリーズでは科学技術分野に特化した教育論を論考しています。
前回までは、科学技術分野に必要な知性を整理するために、イマヌエル・カントの知性の分類を科学技術に適用してみました。
何事を成すにしても知性だけでは不十分なのは世の常です。知性と直交する「心の持ち方」、いわゆるメンタリティも重要な要素と考えられます。ここではそれを論考してみます。
1)好奇心
新しい知識や未解決の問題に対して強い探求心を持つことと言われます。なぜ?どうやって?と常に問い続ける姿勢が、革新的な発見や技術開発を促進すと考えられます。
2)論理的思考
実験事実や数値を客観的に分析し、仮説を立て、実験や検証を通じて結論を導く思考です。感情や先入観に流されないことが必要です。ここは先述の知性に関連しますが、その「使い方」という位置づけでしょうか?
3)持続性
失敗や困難は科学技術につきものです。それらに直面しても諦めず、試行錯誤を繰り返す忍耐力が求められます。科学や技術の進歩は一朝一夕には得られないので、長期的な努力を継続する力が必要となります。
4)柔軟性
新しい情報や予期せぬ結果に適応し、既存の考え方や方法を見直す姿勢も求められます。パラダイムシフトや技術革新に対応するためには、固定観念にとらわれないことが重要と考えられます。
5)倫理的責任感
研究や技術開発が社会や環境に与える影響を考慮し、責任ある行動を取る意識も求められます。科学技術の誤用や悪影響を防ぐためには、倫理的な判断力が不可欠となるはずです。
これらのメンタリティは、単独ではなく相互に連携する基盤となるはずです。また、知性やメンタリティが発揮されうる環境も必要となります。
科学技術教育という観点からは、先の知性と今回のメンタリティの育成環境を小中高生に持ってもらうための手法とタイミングが要点となりそうです。
このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。また、このシリーズの第一回目はこちらです。
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