
主役で家業を担当するチエちゃん。こちらから転載させて頂きました。
このシリーズでは科学技術分野に特化した教育論を論考しています。
前回は広義の科学技術に含まれるべき学術分野の第五として歴史と科学史を取り上げました。
科学や技術を担う者として「賢者は歴史に学ぶ」という姿勢のベースとなる学識です。
さて、今回はプロフェッショナリズムの把握を論考してみます。
「プロフェッショナリズム」と言われても、、と思われるかもしれませんが、科学者や技術者になれば自ずとプロになります。プロの考え方を理解できるようにしておくことは必要な育成内容と考えました。
まずは、プロフェッショナリズムの定義です。以下(Google AIの回答)をご参照ください。
》「プロフェッショナリズム」は、専門的な知識や技能だけでなく、それらを支える倫理観、責任感、利他的な態度、社会からの信頼を得て貢献しようとする姿勢を指します。自身の専門性を常に高め、同僚や患者(=利用者)、社会からの期待に応えようと自らを振り返り、高みを目指す継続的な努力が求められる「専門家としての心構えや行動様式」と言えます。
私も概ね賛同する解釈ですが、「利用者」ではなく「患者」としたGoogleの意図と真意は読み取れません。プロフェッショナリズムが必要なのは医療関係者だけという訳でもないはずですが、、。
以前、「科学技術教育について 13 ソクラテス対話法の実践(1)」という論考をした際、「現場」との繋がりの程度を吟味すべきと指摘しました。
これは、本稿のプロフェッショナリズムの把握と通ずる部分です。
科学や技術のプロが真剣に仕事に取り組む、そのような場面に立ち会うことで育成年代が得るものが多いと考えます。
家業が農業や家内工業だと、子供たちは自然とプロの姿を目にしそこに立ち会う機会を得ます。これは大きなことです。単なる「見学」では得られない体験です。
農家や家内工業が少数派となってしまった現在、家庭内にプロの姿を目にする機会も激減したのではないでしょうか?
私の親は会社員だったのですが、鳶職だった祖父の仕事場に立ち会う機会に私は恵まれました。「あんなことができるのだ」と感心しただけでなく、真剣なチームワークの雰囲気に圧倒された記憶が残っています。
高校生や大学生のインターン制度は良い流行だと考えますが、小中学生にプロ帯同の機会を持ってもらう教育手法にも一考の価値があると考える次第です。
このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。また、このシリーズの第一回目はこちらです。
コメントを残す