wd06: 連載「雑草の研究」06_ネコジャラシ(アキノエノコログサ)

(抜粋)アキノエノコログサが8月の降雨から勢いよく繁茂しています、今夏の日照りにもめげずに(笑)。草引きは比較的容易ですが、生命力はとても強く、一気に伸びてきます。その素性を調べてみました。

拙畑に繁茂するアキノエノコログサ、別名ネコジャラシ(以下、筆者撮影)。
アキノエノコログサの穂の拡大写真。


 この草は、8月の降雨から勢いよく繁茂しています(笑)。

 今のうちに抜いておいた方がよさそうです。

 草引きは比較的容易ですが、生命力はとても強く、一気に伸びてきます。

 例によってChatGPTに質問する形でその本性を探りました。

》》》》》》》》ここから》》》》》》》》

0)はじめに
 アキノエノコログサ(秋の狗尾草)は、家庭菜園や畑周辺で見かける大型の「ネコジャラシ※」として理解すると分かりやすい植物なのだそうです。
※)ネコジャラシといえばこちらをすぐに想起してしまう筆者です。年齢が分かりますね(笑)。「ネズミ族の帝王に支配されてしまったネコジャラ市」とは、何やら、未来予測が過ぎているような、、。流石は井上ひさし氏ですな。

1)アキノエノコログサとは
・和名:アキノエノコログサ(秋の狗尾草)
・学名:Setaria faberi (R.A.W.Herrm)
・科:イネ科(Poaceae)
・属:エノコログサ属(Setaria)
・生活型:一年草
・英名:giant foxtail、Japanese bristlegrass など
・草丈:およそ50~130cm
・原産地・在来分布:中国・朝鮮半島・日本を含む東アジアからロシア極東
・日本での分布:おおむね全国(沖縄を除くとする資料も)

(ア)和名の由来
 「秋に目立つエノコログサ」という意味で、普通のエノコログサ(ネコジャラシ)に似ているも、一般にこちらの方が大型で花穂が遅くまで見られるために「秋の」が冠に。

 ただし、実際には7月頃から穂が出ることもあるようです。

 「エノコロ」は、「犬ころ(犬の子)」に由来するとされるようです。穂の形が犬の尾、あるいは子犬をじゃらすものを連想させることから、狗尾草(犬の尾の草)という漢字が使われるそうです。

 一般には「ネコジャラシ」と呼ばれるものの、正式な和名はエノコログサとのことです。

(イ)学名「Setaria faberi」の意味
 Setariaはラテン語の「seta(剛毛、硬い毛)」に由来。エノコログサ類の特徴である「小穂の周囲にある多数の剛毛」を表しているそうです。種小名「faberi」は人名 Faber(ファーベル) に由来する献名だそうです。したがって、「Setaria faberi」=「ファーベルにちなむエノコログサ属植物」という意味になるそうです。学名の命名者は R. A. W. Herrmann。

(ウ)英名の意味
 最も分かりやすい英名は「giant foxtail」で、「巨大なキツネの尾」。花穂がキツネのふさふさした尾のように見えるためのようです。別名の「Japanese bristlegrass」にある「bristle」は「剛毛」という意味のようです。

2)形態
 草丈は普通で50~100cm程度も、条件がよいと1mを超えることがあるようです。

 茎の基部は、

・やや地面を這う
・斜めに立ち上がる
・枝分かれする

ことがあるようです。条件によっては、下部の節から根を出すこともある※そうです。
※)確かに!

 葉は、

・長い線形
・幅は比較的広い
・30~40cm程度になることがある

という特徴があり、葉の表面に毛が見られることが多いそうです。

 最大の特徴は長く垂れる花穂で、アキノエノコログサを見分けるうえで最も重要。花穂が長く(およそ、5~17cm程度)、成熟すると先端がやや垂れるのが大きな特徴とのことです。

 「毛」(ネコジャラシのふわふわした部分)は花びらではなく、小さな小穂の基部から剛毛(bristles)が多数出ている形態だそうです。アキノエノコログサでは、この剛毛が比較的長く、6~15mm程度になるとされているようです。

 剛毛の色は、緑色・黄緑色で、ときに紫色を帯びることがあるそうです。

3)生態
  一年草で、春に種子から発芽し、

・春~夏:成長
↓
・夏~秋:開花・結実
↓
・秋:種子を残す
↓
冬:枯死

という生活。翌年は、前年に落ちた種子から新しい個体が発芽するとのこと。

 アキノエノコログサはC4型光合成植物で、暑く日照の強い夏に有利な光合成方式なのだそうです。そのため、

・夏の高温
・強い日射

の下でも旺盛に成長できるそうです。夏の畑で雑草として強い理由の一つでもあとのこと。

 よく見られる場所は、

・畑
・畑の周辺
・田畑の畦
・休耕地
・空き地
・路傍
・土手
・野原

などで、やや乾いた場所が多いそうです。

 日当たりを好むようですが、ある程度の半日陰でも生育できるそうです。

4)分布
 日本では広く分布。農研機構の資料では「沖縄を除く全国」とされているようです。

 世界における本来の分布は、

・日本
・中国
・朝鮮半島
・ロシア極東

などの東アジア・温帯アジアとのことですが、現在では北アメリカにも入り込み、雑草として広く分布しているそうです。

5)雑草としての強さ
 主な理由としては、

① 一年で大きく成長する
② 夏の高温に強い
③ 種子を多く残す
④ 他の植物より高く伸びられる
⑤ 肥沃な土地でもよく成長する

などが挙げられるようです。

 他のエノコログサ類より大株になりやすいため、

・大豆畑
・不耕起栽培の畑
・果樹園

などで問題になることがあるようです。

6)家庭菜園での対処方法
 基本的には早期除草が最も効果的なのだそうです。

① 小さいうちに抜く
 これが一番簡単で、発芽直後から小さい間なら根ごと引き抜くだけで済むそうです。

② 穂が出る前に刈る
 すでに大きくなった場合は、「種を作る前に刈り取る」ことが重要。

 アキノエノコログサは一年草なので、「翌年の種子を残さない」ことが基本戦略。

③ 花穂が出た後でも、種子成熟前なら意味がある
 すでに穂が出ていても、まだ種子が十分成熟していなければ除去する意味はあるようです。

 成熟した種子が畑にばらまかれると、翌年また多数発芽する可能性があるため、「穂を見つけたら早めに除去」が安全。

 アキノエノコログサは基本的に一年草であるため、多年草のように地下茎から翌年また同じ株が再生するわけではなく、この点では対処しやすい雑草。

 したがって、「根を完全に取り除く」ことも大切ながら、それ以上に「種子を作らせない」ことが翌年以降の対策として重要。

7)アキノエノコログサは悪い雑草か?
 必ずしも「悪い植物」ではないそうです。

 自然環境下では、

・昆虫の生息場所
・種子を利用する動物の食物
・裸地を覆う植物

としての役割があるそうです。

 問題になるのは農作物と同じ場所で競争する場合なので、家庭菜園では「野菜の生育を妨げる場所では除去する」「畑の外では、必ずしも完全に排除する必要はない」という考え方でもよいそうです。

《《《《《《《《ここまで《《《《《《《《

 「畑の外では、必ずしも完全に排除する必要はない」とのことですが、拙畑ではどこからともなく侵入してくるという印象がありますので、素直に納得できないところではあります。

 とまれ、畑の内部での早期刈り取りを励行したいと思います。

 次に続きます。

コメント / Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です