
クリミア半島に上陸したフランス軍(1854年)。クリミア戦争の一環。こちらから転載させて頂きました。

1863年5月の第二次フレデリックスバーグ(バージニア州)の戦いの直前の塹壕にいる北軍兵士たち。米国南北戦争の一環。こちらから転載させて頂きました。

普仏戦争で破壊されたバゼイユ(フランス北部)の町(1870年)。こちらから転載させて頂きました。
新たなシリーズを始めました。
重要なので繰り返します。「戦争を無くすためには戦争の本質を理解する必要がある」という考え方に本シリーズは立脚しています。そこで、近代的戦争が始まったとされる19世紀(1801年〜1900年)を対象として戦争を論考してゆきます。それぞれの戦争の原因を調べて、根本的な回避策を探り、それを現代に生かす術を見つけることが最終的な目的です。「力足らず、、」は十分にあり得る結果ですが、トライすることに意義があると考えます。なお、それぞれの戦争で命を失った方々には深く哀悼の誠を捧げることは言うまでもありません。
前回、「なぜ19世紀なのか」について若干の説明を記しましたが、さらに、19世紀には下記のようなメディアも存在していました。第三者の視点からの記述も残り易い状況であり、それは18世紀以前と異なります。
『デーリー・クラント』(1702年創刊、イギリス)
『ウィーナー・ツァイトゥング』(1703年創刊、オーストリア)
『ハルトフォード・クーラント』(1764年創刊、アメリカ)
『オーガスタ・クロニクル』(1785年創刊、アメリカ)
『ベンガル・ガゼット』(1780年創刊、インド)
また、写真技術も徐々に発達してきて、米国南北戦争では初めて戦場写真が報道されました。戦場の悲惨な状況が人々を驚かせたようです。文字以外の証拠も残る状況となっていました。
前回は地域別に戦争をリストアップしました。今回は経過順にそれらを並べ替えてみます。
01. ナポレオン戦争(1803年–1815年)■
02. 米英戦争(1812年–1815年)■
03. ギリシャ独立戦争(1821年–1829年)■
04. テキサス独立戦争(1835年–1836年)
05. アフガン戦争(第一次)(1838年–1842年)■
06. アヘン戦争(第一次)(1839年–1842年)■
07. 米墨戦争(1846年–1848年)
08. クリミア戦争(1853年–1856年)■
09. アヘン戦争(第二次)(1856年–1860年)■
10. インド大反乱(セポイの反乱)(1857年–1858年)■
11. アメリカ南北戦争(1861年–1865年)
12. 薩英戦争(1863年)■
13. 下関戦争(1863年–1864年)■
14. パラグアイ戦争(三国同盟戦争)(1864年–1870年)
15. 普墺戦争(七週間戦争)(1866年)
16. 戊辰戦争(1868年–1869年)
17. 普仏戦争(1870年–1871年)
18. 西南戦争(1877年)
19. アフガン戦争(第二次)(1878年−1881年)■
20. ズールー戦争(1879年)■
21. マフディー戦争(1881年–1899年)■
22. 日清戦争(1894年–1895年)
■はイギリスが関係した戦争です。19世紀の100年間のうち、上記リストに■が無い年数は合計46年です。イギリスは19世紀の54%の年で戦争を行っていたことになります。前世紀から続いていたフランス革命戦争や小規模な衝突や紛争を含めると戦争参加割合はさらに大きくなると考えられます。
このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。また、このシリーズの初回はこちらです。
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