LB04: シリーズ「無法者」 その4 社会が無法状態に陥るプロセス

取締り能力の低下(実効性の劣化)が生ずると一部地域や分野で事実上の無統治(ungoverned space)が生まれるのだそうです。こちらから転載させて頂きました。

昨今、法律を無視して我が道を押し進もうとする輩が日本でも様々な階層で増えている状況を嘆き、このシリーズを始めました。

社会が無法状態に陥ってしまった際、すなわち、Lawbreakersがさまざまな階層に蔓延ってしまった状態を言うのでしょうが、古今東西、それを正す方法を説いた人々がいます。

前回は孔子と韓非に的を絞り、それぞれの時代背景を俯瞰しました。

短期的な改善を求めるならば韓非の法家、長期的な安定は孔子の儒家、両立が理想というまとめとなったように思われます。

さて、孔子にしても、韓非にしても、先述のホッブス、ジョン・ロック、マキャベリにしても、「無法状態『ありき』」を出発点あるいは前提とする説明でした。

とすると、無法状態、すなわち無法者がはびこる状態、そこに至るプロセスはどんなものか、把握しておきたいところです。

よりよい時代があったはずで、その時代から無法時代に陥る途中もあったはずです。

例によって、ChatGPTに質問する形で調査を進めました。

》》》》》》》》》》ここから

前提として、「無法者がはびこる」という状態は、「単に人が急に悪くなる」というより「制度・インセンティブ・統治能力」のほころびが連鎖して起きる現象と考える必要があるようです。

その連鎖現象は、歴史や政治学では、国家の統治能力(税・治安・正統性)が弱まる局面で繰り返し観察されてきたそうです。

ローマ末期や中国の王朝交替期、近代では フランス革命 の混乱期など、形は違っても似た力学が見えるとのこと。

以下は、よく見られる“崩れ方”の概略とのこと。

1)正統性と信頼の低下
・不公平感(汚職、縁故主義、過度な格差)や、政策の失敗が積み重なる
・「ルールは守っても報われない」という認識が広がる
・税や規制への協力が弱まり、自発的な法遵守が下がる
法は「紙の上」ではなく、人々の同意で動くため、ここが崩れると一気に脆くなるそうです。
⇒汚職、縁故主義、過度な格差、政策の失敗、、、「此頃都ニハヤル物、、」なる二条河原の落書きを思い出したのは筆者だけでしょうか?

2)取締り能力の低下(実効性の劣化)
・予算不足、人員流出、政治介入で警察・司法の機能が落ちる
・検挙率・有罪率が下がり、処罰の予見可能性が低下
・一部地域や分野で事実上の無統治(ungoverned space)が生まれる
⇒これも、、、ある意味で「昔から、、」でしょうか?

3)インセンティブの逆転
・罰せられにくく、利得が大きいと逸脱行動の期待値が上がる
・違法経済(密輸、闇金融、非公式市場)が拡大し、資金が地下に流れる
・規経済からの退出が進み、税基盤がさらに痩せる(悪循環)
⇒これらの実態について再調査が必要のようです。

4)ネットワーク化と「私的秩序」の台頭
・無法者が緩いネットワークや組織を作り、情報・暴力・資金を共有
・住民に対し「保護」「仲裁」「仕事」を提供し、影の統治を始める
・国家の代替としての“私的ルール”が局所的に定着
⇒これらがUndergroundやBackgroundで表に出ない形で行われているとするととても怖いですね。

5)エリートの分裂・共犯化
・政治・官僚・企業の一部が地下経済と結びつく(癒着・買収)
・取り締まる側と取り締まられる側の境界が曖昧に
・改革が試みられても、既得権ネットワークが抵抗
⇒進行中と指摘するネット民もおられますが、本当でしょうか?

6)暴力の常態化と均衡の固定
・小さな違反が連鎖し、やがて暴力的衝突が増える
・人々は自己防衛(私兵化・武装・互助会)に頼るようになる
・「完全な無秩序」ではなく、低水準の秩序(暴力と取引の均衡)が固定化
⇒ネットの情報に限ればこの端緒が表出しているような、、

7)転換点(再建か、さらなる崩壊か)
⇒おおおおおお、、、。
・外的ショック(戦争、経済危機、災害)やリーダーシップで流れが変わる
・成功例では、信頼回復・取締りの実効性・機会の拡大を同時に進めて均衡を反転させる
⇒これは、、、。
・失敗すると分断が深まり、長期停滞や内戦に至ることもある
⇒これは困ります。

8)補足の視点
・不平等と機会:格差そのものより、「上に行く正規ルートが閉じている」認識が重要
・情報環境:デマや分断的言説が信頼低下を加速
・都市と周縁:周縁部から無統治が生まれ、都市へ波及するパターンが多い
・政策の副作用:過度な規制や取り締まりの偏りが、かえって地下化を促す場合もある

9)まとめ
信頼(legitimacy)・実効性(capacity)・インセンティブ(incentives)の三つが同時に悪化すると、「無法が広がりやすい構造」が出来上がるそうです。
逆に言えば、この三点を同時に立て直す設計が回復の鍵となるようです。

《《《《《《《《《《ここまで

お隣の韓国では、「6月民主抗争」をきっかけに憲法改正が行われ、1987年から再び国民による直接選挙が完全に復活したそうですが、紆余曲折を経て、現在の李在明大統領のような人材がリーダーになったようです。「貧困出身の労働者 → 弁護士 → 地方行政 → 大統領」というキャリアだそうです。

次に続きます。

このシリーズの第一番目のポストはこちらです。同じく前回ポストはこちら、次回ポストはこちらです。

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