
ヤブガラシと格闘する夏がやってこようとしています。
というか、すでに苦闘が始まっています(笑)。
筆者は、今月(6月)、遅ればせながらジャガイモの収穫に臨みました。
高々、3条の畝です。が、一株の収穫に30分も掛かってしまいました。結局、すべてを掘り返すのに10日以上必要でした。
原因はヤブガラシでした。
「せっかくジャガイモを掘り返すのだから、ヤブガラシの根もついでに除去」と考えたのが運の尽きでした。
ヤブガラシの根はジャガイモよりもさらにさらに深いところにネットワークを張っていて、それらの取り残しの無いように土を掘り返すのに時間を取られました。
そこで、家庭菜園をより快適にすることを目的として、拙畑に出現する雑草を徹底的に調べてみようと考えました。
孫氏の兵法に倣い「彼を知り己を知れば、百戦して殆(あや)うからず」を狙うという訳です。
まずは、ヤブガラシからキックオフ。
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1)基本情報
和名:ヤブガラシ(藪枯らし)
別名:ビンボウカズラ(貧乏葛)など
科:ブドウ科(Vitaceae)
属:ヤブガラシ属
生活形:多年生つる植物
学名:Causonis japonica (Thunb.) Raf.
(以前はCayratia japonica (Thunb.) Gagnep.:分類学見直しによる)
英名:Bushkiller、Bush killer vine、Japanese cayratia
2)分布
日本国内:ほぼ全国に分布。市街地から山野まで幅広く見られる。
海外:東アジアから東南アジアにかけて広く分布※。
※)中国、台湾、朝鮮半島、ベトナム、タイ、マレーシア、インド北東部など。
3)生育環境
ヤブガラシは非常に適応力が高く、空き地、畑の周辺、河川敷、道端、庭園、生垣など、人の生活圏でよく見られる。
日なたを好むが、半日陰でも旺盛に生育する。
地下茎で増えるため、一度定着すると駆除が難しい「強害雑草」の代表格として知られている。
4)特徴
ア)草丈
つるの長さは数メートル以上になることもある。葉は通常5枚の小葉からなる複葉で、巻きひげを伸ばして周囲の植物やフェンスに絡みつく。
イ)開花期
7~9月頃に咲く花は小さく地味だが、花盤が橙色から桃色を帯びるため、近づくと意外に目立つ。
ウ)果実
秋に熟し、直径5~8mmほどで黒紫色~黒色になる。多汁質。果実食の野鳥が食し、種子散布。
食べることが知られている鳥は、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、ツグミなど。
5)厄介な理由
ヤブガラシが嫌われる最大の理由は、地下茎による旺盛な繁殖力。地上部を刈り取っても、地下茎が少しでも残っているとそこから再生。
さらに、
・地下茎が広範囲に伸びる
・つると葉が他の植物を覆い隠す
ため、庭木や畑では強害雑草として扱われる。
名前の通り、放置すると周囲の植物の日当たりを悪化させ、生育を阻害。
6)駆除方法
1回の草刈りではほとんど効果が無く、効果的な対策は次の組み合わせ。
ア)地上部をこまめに刈り取る
イ)地下茎をできるだけ掘り取る
ウ)再生した芽を繰り返し除去する
除草剤を使う場合は、葉が十分茂った時期に茎葉処理剤を散布すると効果が高まるようです。ただし、他の植物に絡みついている場合は、その植物まで枯らしてしまうことがあるので要注意。
⇒筆者は無農薬を貫く所存です。
《《《《《《《《ここまで《《《《《《《《
拙畑のように果樹とその周辺のブッシュが含まれると、鳥が運んできたヤブガラシがいつの間にか繁茂し、果樹にまとわりつき、その実を鳥がさらにばらまくという循環が生じてしまうようです。
また、耕運機を使用すると取り損ねた地下茎が刻まれ、それが畝に散布されてしまいます。耕運機使用時には十分に目を凝らしているつもりですが、湿った土に混入した地下茎の切れ端を余すところなく拾い上げることは困難至極です。
ともかく、上記(6)ア・イ・ウを根気強く続けるしか方法は無さそうです。
次に続きます。




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