or053: 大井川の研究_53 大井川の水が支える産業_2 農業

長島ダムによる接阻湖。こちらから転載させて頂きました。

このシリーズでは大井川の徹底的研究を進めています。

前回から大井川の水が支える産業を見てゆくシリーズを始め、まずは、全体像の俯瞰に着手しました。

今回からは個別の産業について深掘りを試みる調査を行います。

まずは「農業」です。

例によって、ChatGPTに質問する形で調査を進めました。

結論から述べます。

流域全体でみると『複数JAの合計で巨大農業圏(100億円超規模)』が形成されているそうです。

関連JA、販売額規模、主な特徴などを以下に列挙します。

1)JAおおいがわ(約60億円、最大で総合型(「米+野菜+茶」のバランス型農業))
2)JAハイナン(約30億円、茶特化型(メロンやいちごも))
3)JA遠州夢咲(数十億円規模(の一部)、多品目で広域)
4)JA掛川市(中規模(の一部)、茶+水稲)

大井川流域は8市2町・約1.2万haの農地を支える広域農業地帯だそうですが、行政区分ではなく、JAや地域を単位とする販売額および主要作物構成で実態を把握するのが一般的なのだそうです。

「茶生産」という観点からは静岡県の茶生産の約5割を支える水源が大井川とのこと。

【農業用水の歴史】
①近世以前(~江戸時代)
》すでに水田開発は進められていたが、洪水が多い、水が安定しないなどの問題点を抱えていた。
》安土桃山時代~江戸時代の大井川治水では、豊臣秀吉や徳川家康も流路変更などを実施したものの安定利用は困難なままだった。

②近代以前の問題
》志太平野では水はあるが不安定
》牧之原台地や遠州ではそもそも水がないため、ため池・天水依存で干ばつに弱い農業だった

③戦後の大転換
》国営大井川農業水利事業
》》開始:1947年(昭和22年)
》》完成:1968年(昭和43年)
》内容
》》取水施設の整備
》》幹線用水路の建設
》》台地への送水
》結果
》》約7,000ha以上の農地に安定供水

④その後の再整備
》老朽化・需要変化に対応するための大井川用水再編事業(1999年〜2018年)
》内容
》》水路更新
》》管理の高度化
》》用水不足対策

【現在の用水路構成(赤字は筆者が加筆修正)】
長島ダム(本流の流量調整)

幾つかの発電用ダム
 ↓(大井川本流)
塩郷ダム
 ↓(取水)
笹間川ダム
 ↓
川口発電所

神座頭首工(「分水工」とするのが正しい)※

幹線用水路
├─ 牧之原台地(茶)
├─ 志太平野(水田)
└─ 榛原地域(園芸)

支線水路 → 各農地

※)島田市神座付近にある大井川用水の中心的な取水施設で、牧之原台地方面への送水の起点。頭首工(とうしゅこう)とは、農業用水を河川から取水するため、河川を堰き止めて水位を上昇させ、水路へ流し込む施設(水門、堰堤、土砂吐等)のことで、用水路の頭の部分にあたることからこのように呼ばれているそうです。
こちらでは「神座分水工」としてあります、、、。おかしいですね、、。例によって、ChatGPTのへまですね(笑)。

その他の関連取水施設として以下が挙げられるようです。
》笹間川取水堰(支流からの補助的取水)
》大井川右岸取水施設(右岸側農地への供給)
》大井川左岸取水施設(左岸(焼津・藤枝方面)への供給)
実際には複数の小規模取水も含めてネットワーク化されているそうです。

主な幹線用水路としては以下が挙げられるようです。
》牧之原台地方面:大井川用水幹線水路
》》神座頭首工から分岐され、台地上へ揚水・送水され、茶畑へのスプリンクラー灌漑に利用されているそうです。
》》台地内は牧之原台地支線水路網が敷かれていて、幹線から枝分かれし各農地へ細かく配水とのこと。
》志太平野方面:志太幹線用水路
》》焼津・藤枝の水田地帯へ供給され、稲作の基盤となっているそうです。
》榛原・吉田方面:榛原幹線用水路
》》温室園芸地帯へ水供給され、メロン・いちご栽培を支えているそうです。


》》》》このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。また、このシリーズの初回はこちらです。 「大井川の水が支える産業」ミニシリーズの初回はこちらです。その他のミニシリーズの初回は以下の通りです。
・「ダム
・「本流の変遷」 
・「
・「大井川鐵道の歴史
・「水源の山々
・「沢と滝」 

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