wb009: 島田市岸町の野鳥たち (9) イソヒヨドリ 「私の青い野鳥」

エンドウ豆の棚に舞い降りたイソイヨドリ(以下、筆者撮影)。

こちらに顔を向けました。

耕起した畑に舞い降りたイソヒヨドリ。寒い日の撮影だったので少し膨れています。

童話劇「青い鳥」の作者のモーリス・メーテルリンク。こちらから転載させて頂きました。

拙宅近辺でかつて撮影してインスタグラムにポストした鳥たちについて調査を追加した結果をご案内しています(今回も最近の撮影結果です)。

前回は拙宅の庭のウメの木に訪れたメジロのつがいについて述べました。
今回はイソヒヨドリ(磯鵯)です。

最近なにかと話題の「統一教会」ですが、筆者の世代だと「原理研」と「桜田淳子さん」が連想されます。

前者は大学の周囲でUntachable扱い※でしたが、後者は世代のアイドルでした。
※)関連していたという噂の政治家も関西の方にいるようですが、、。そもそものところで親和性の高い政党もあるようですが、、。

後者のヒット曲「わたしの青い鳥」(15.9万枚)が耳に残っている身として掲題としましたが、他意はありませんのでご心配無きよう。


前出のジョウビタキと今回のイソヒヨドリは筆者の畑仲間です。

耕運機で耕起していると近くまで寄ってきます。

筆者のことを特に好ましく思っている訳も無く、単に掘り起こした土の中に好物を見つけるためと思われますが、他の野鳥に比較すると警戒心は薄いようです。
⇒今朝も寄ってきてミミズを食していました。

イソヒヨドリ、肉眼で見るともう少し「青い」という印象です。

よって、桜田淳子さんの唄声が脳中で鳴り響く中、「これが筆者の青い鳥??」と考えた次第です。

ただし、「クッククック」とは鳴かず、かなり美しい声でさえずります。


写真の鳥はイソヒヨドリのオスのようです。

頭から背中にかけて青みがかったグレー、胸から腹にかけての赤茶色(レンガ色)、尾がやや暗い色、スリムな体型で地面や岩、建物の上によく止まるという特徴から判断して、間違いは無さそうです。

地面を歩きながら 昆虫やミミズ を探して食べることが多く、さえずりはとてもきれいで朝によく鳴くそうなので、これらの行動もフィットしています。


さて、イソヒヨドリの概要は以下の通りです。

1)学名・英名
》和名:イソヒヨドリ(磯鵯)
》学名:Monticola solitarius※
※)Monticolaはラテン語で山羊、ないし山に住むもの、solitariusは孤独なもの。「山に住む孤独な鳥」という意味のようです。
》英名:Blue Rock Thrush※
※)Thrushはつぐみと意味で、全体として青色岩ツグミという呼び名のようです。
》分類:
》》スズメ目 Passeriformes
》》ヒタキ科 Muscicapidae
⇒ジョウビタキと同じですな。
》》イソヒヨドリ属 Monticola
》かつてはツグミ科に含められていたが、現在はヒタキ科に分類されているそうです。

2)形態
》全長:約21~23cm
》翼開長:約33~38cm
》体重:約50~70g程度
》性差:雄は上述の通り、雌は次の特色があるようです。
》》全体が灰褐色
》》腹部にうろこ状の斑紋

3)生態
》食性
》》雑食性で昆虫、フナムシ、カニ、トカゲなど小動物、果実・種子などを食べるようです。
》行動
》》繁殖期以外は単独行動が多く、高い場所(岩・建物・電柱など)でさえずるとのこと。澄んだ笛のような美しい声で鳴くそうです。
⇒先ほど(3/16午後)も隣のアパートの屋根の頂きから美しいさえずりを一帯に聞かせていました。聞き惚れてしまいました。
》繁殖
》》岩の隙間・崖・建物の隙間などに巣を作る
⇒東光寺谷川の土手の草を刈っていたら慌てて飛び出してきたことがありましたので、そこに巣があったのではないかと考えています。
》》1回の産卵数:3~5卵程度

4)分布
》世界分布
》》南ヨーロッパ、北アフリカ、中央アジア、中国、東南アジアなどユーラシアからアフリカに広く分布しているそうです。
》日本での分布
》》本州・四国・九州・南西諸島など。北海道では主に夏鳥。
》》多くの地域で留鳥または漂鳥。

5)生息環境
》本来は海岸の岩場、崖、港湾などの岩礁環境の鳥。近年は市街地、ビルの屋上、住宅地など都市環境にも進出しているとのこと。
⇒都市環境が「海岸の崖+草地」という元の生息環境に似ているのが一因とされているようです。

6)日本の亜種
》日本で普通に見られるのはイソヒヨドリ亜種だそうで、Monticola solitarius philippensisという分類だそうです。


さて、イソヒヨドリを「私の青い野鳥」と考えたのは筆者だけではないようで、「幸せの青い鳥」と呼ぶ筋もあるようです。

そこで、本来の「幸せの青い鳥」を調べてみました。

桜田淳子さんの曲は、実は、二番煎じのようです。

オリジナルはモーリス・メーテルリンク※の童話劇で、皆さんよくご存じの物語です。
※)ベルギーの詩人。

「青い鳥」では、主人公のチルチルとミチルが「幸せの青い鳥」を探して旅をしますが、物語の最後で気づくのは「青い鳥は実は家にいた鳥だった」ということでした。

多くの翻訳や解釈では「キジバトやハトのような飼い鳥(turtledove※)」として描かれているそうです。
※)コキジバト。
⇒筆者の畑や庭にはコキジバトではありませんが、キジバトが時々訪れます。

「普通の鳥(ハトのような鳥)でも『幸せを見つけたときに青く見える』」というという象徴的な存在として描かれたようです。


実際に、イソヒヨドリよりもっと青い鳥は存在します。

「島田市の鳥」として選ばれているオオルリ※ やルリビタキはとても青く、筆者の好きな東光寺谷川のカワセミの瑠璃色も捨てがたいところがあります。
⇒筆者はオオルリやルリビタキの実物を、残念ながら、見たことがありません。


ですが、筆者に近寄ってくるイソヒヨドリは、筆者の眼には十分に青く、それだけでなく、歌い手としては一流以上なので、仲良くしてゆきたいと考えている次第です。


次回はキジバトを取り上げます。

》》》》このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。このシリーズの初回はこちらです。

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