or055: 大井川の研究_55 大井川の水が支える産業_4 製造業 その2

スズキ株式会社相良工場。従業員16000人強。こちらから転載させて頂きました。

ヤマハ株式会社掛川工場。こちらから転載させて頂きました。

このシリーズでは大井川の徹底的研究を進めています。

大井川の水が支える産業を見てゆくシリーズを始めて4回目となります。

前々回は農業を俯瞰しました。

前回からは製造業について深掘りを試みる調査に着手し、まずは推計モデルを構築しました。

というのも、「これだけの水を使用してこれだけを出荷しました」という統計が無いためです。

今回はそのモデルを用いて大井川の水が支える製造業出荷額の見積もりを目指します。

例によって、ChatGPTに質問する形で調査を進めました。

(1)製造業の水依存度を簡素化
高依存(0.6~0.8:食品・飲料・紙・化学)⇒0.7を代表値とする。
中依存(0.3~0.5:機械・金属加工)⇒0.4を代表値とする。
低依存(0.1~0.2:電子機器・輸送機械)⇒0.15を代表値とする。

(2)対象自治体の製造品出荷額(年額の概数)
主に統計(2016~2022年)ベースで整理:
島田市:約3,694億円
藤枝市:約4,700億円規模
焼津市:約5,800億円規模
吉田町:約2,300億円規模
牧之原市:約8,700億円規模
川根本町:約85億円規模
袋井市:約5,000億円規模
掛川市:約1兆円規模
菊川市:約2,400億円規模
御前崎市:約1,300億円規模

(3)対象自治体の製造業の業種割合(推計)
①島田市(紙・飲料・化学が比較的強い)
高依存:45%、中依存:35%、低依存:20%
水資源型(紙・飲料)比率が高く、大井川依存度が高い典型

②藤枝市(食品+機械のバランス型)
高依存:35%、中依存:40%、低依存:25%

③焼津市(全国有数の水産加工都市)
高依存:60%、中依存:25%、低依存:15%、
最も水依存度が高い自治体

④吉田町(化学・紙+輸送機械)
高依存:40%、中依存:35%、低依存:25%

⑤牧之原市(飲料・食品+機械)
高依存:45%、中依存:35%、低依存:20%

⑥ 川根本町(茶加工など小規模食品中心)
高依存:70%、中依存:20%、低依存:10%
出荷額は小さいが水依存度は最大

⑦袋井市(輸送機械・機械工業が強い)
高依存:25%、中依存:45%、低依存:30%

⑧掛川市(機械・輸送機械+一部食品)
高依存:30%、中依存:45%、低依存:25%

⑨菊川市(農産加工+機械)
高依存:40%、中依存:40%、低依存:20%

⑩御前崎市(食品+エネルギー関連+機械)
高依存:35%、中依存:40%、低依存:25%

「大井川の水が支える製造業出荷額」を算出する予定でしたが、上記基礎データがとても興味深くなってしまいました。

申し訳ありません、具体的計算結果は次回とさせて頂きます。

なお、上掲のスズキ株式会社およびヤマハ株式会社を大井川の水が全面的に支えているという訳ではありません。が、牧之原市と掛川市の代表的な製造業として敬意を以って象徴とさせて頂いた次第です。

》》》》このシリーズはこちらに続きます(新しく投稿されるとそちらに飛びます)。また、このシリーズの初回はこちらです。 「大井川の水が支える産業」ミニシリーズの初回はこちらです。その他のミニシリーズの初回は以下の通りです。
・「ダム
・「本流の変遷」 
・「
・「大井川鐵道の歴史
・「水源の山々
・「沢と滝」 

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